おまけ(うらさか) ページ48
(ver.Urata)
「んぅ…」
朝起きて、目の前には好きな人の顔。私の…彼氏、になったうらた君は、予想以上に私に過保護だった。書類仕事を深夜までやっていると強制的にベットに運んで寝かせてくる。最近は護衛も出来るように、とボクシングも習い始めたらしい。
「…好きだなぁ」
恋愛なんてご無沙汰な私だったが、自分が思っている以上にうらた君の事が好きになってしまったらしい。大好きな彼の前髪を払って、額にキスをしようとして…恥ずかしくて結局やめた。
「何だよ、してくれないの？」
「！？！？」
びっくりして声すら出ない。恐る恐る目線を下げるとぱっちり瞳を開いた彼氏様。
「ふっ…おはよ、A」
意地悪く笑ったうらた君は触れるだけのキスをした後、お互いの吐息がかかる程の至近距離で囁いた。
「…で？おはようのキスは？」
「っ意地悪…」
「好きな子は虐めたくなるんだよ」
彼のストレートな物言いに私はまだ慣れないし、これから先も慣れそうにない。
「…悔しい」
「ははっ…可愛い」
柔らかく微笑んだ彼がそっと抱き締めてくれる。
「何があってもお前の事は守るから」
彼の力強さに嬉し涙が溢れた、ある日の朝。
＊＊＊＊＊
(ver.Sakata)
「んん…ってもう朝？！」
目が覚めて、窓から朝日が差し込んでいる事に気が付いた私の意識は一気に覚醒した。
「んー？あ、おはよーA」
「おはよう………あれ、私いつベッドに移動したんだっけ…？」
隣で寝ていた坂田君を見て、私は違和感を覚える。昨日は夜遅くまで書類仕事をしていて、それで…
「俺が運んだんだよ〜」
「えっ…ありがとう、重かったでしょ？」
「ううん、軽かったで〜」
ふわふわと笑う彼はいつもよりも数段可愛らしい。下手したら私よりも可愛いのに、時々垣間見せる男らしさに私は翻弄されてばかりだ。
「ねーAーもうちょい寝ようや」
「でもまだ仕事が…」
「後で手伝うからー」
子供みたいに頬を膨らませてこちらを見上げてくる坂田君に根負けして、私は起こしていた身体を横たえる。その瞬間、坂田君が私に抱き着いて来た。
「わっ…」
「んふふ〜A、大好き〜」
「どうしたの、急に？」
「えへへ、言いたくなっただけ！」
太陽みたいに明るく笑う彼に釣られて、私も自然と笑顔になった、ある日の朝。
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紫苑(プロフ) - リリさん» ちゃんと変換できたみたいで良かったです！ ご不便をおかけして、失礼しましたm(__)m 頑張ります！ありがとうございます！ (2019年10月14日 0時) (
レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - ちゃんと、名前が出来ていました！名前で呼ばれるのが嬉しいです(￣∇￣*)ゞ次も頑張ってください！ (2019年10月13日 18時) (レス) id: 3c3ec4405a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - リリさん» リリさん、ご指摘ありがとうございます…！こちらの設定ミスです…修正いたしましたので、名前が変換されるはずです！ 応援ありがとうございます！頑張ります！！！ (2019年10月11日 21時) (レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - 最高です！登場人物の、名前を変える設定で名前を入れても、変えれないのですが……どういうことでしょうか……これからも、頑張ってください！ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 3c3ec4405a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑
| 作成日時：2019年10月7日 13時
