stage.22-2 ページ32
(side.Senra)
「じゃあ二人に作戦を説明するな！」
ワクワクした様子の坂田は俺たちに、うらたんと二人で実行しようとしていた計画について説明してくれた。
「当初の目的は、オーナーさんに1年前、俺らにハンカチを贈ってくれたお礼を言いに行くだけやったんやけど、それに加えて優勝したらお願いしたい事を皆の前で聞いてええか、直接聞こうと思っとる」
『さかたんは何をお願いするつもりなんです？』
「オーナーの名前が知りたい！」
坂田のお願いに、俺とまーしぃーは納得する。だってそうやろ？現オーナーの名前は一切伏せられてる。それは戦えないオーナーの身を守るためであり、いくら優勝商品のお願いであったとしても、承諾してくれるのかは難しいところだ。
「ま、別にわざわざ押し掛けて聞く程の事でもないんだけどさ。これを尋ねた時のオーナーの反応が見たいんだわ」
そして、坂田のお願いを踏まえた上でのうらたんの考えに感心させられる。もしオーナーがラヴィさんなら、何かしらのリアクションが得られるだろう。
『あれ？でもセンラはラヴィさんの本名、知りまへんわ』
「Aさんだ」
「A…って、昔俺たちを用心棒に誘ってくれた人だぞ？」
「二人とも即採用やったやろ？」
『ええ』
「Aさんは俺たちの事を雇ってくれた人でもある。当時採用担当みたいな事をしてる、と言っていたが、今思うとオーナーだったから即採用の判断も出来たんじゃないかと思ってる」
「そう思えば思う程、オーナーがラヴィな気がしてくるな」
「やろ？というわけで、早速行ってみようや！」
無邪気にはしゃぎながら部屋を出て行こうとする坂田をうらたんが首根っこを掴んで止める。
「待て待て待て！今このまま突撃したら、お前絶対余計な事喋るから、一回落ち着け！」
「えーでもー」
「でも、もだって、も聞かないからな！」
「…はーい」
漫才のようなやり取りをした二人が落ち着いた後、俺たち4人は事務室へと向かうのだった。
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紫苑(プロフ) - リリさん» ちゃんと変換できたみたいで良かったです！ ご不便をおかけして、失礼しましたm(__)m 頑張ります！ありがとうございます！ (2019年10月14日 0時) (
レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - ちゃんと、名前が出来ていました！名前で呼ばれるのが嬉しいです(￣∇￣*)ゞ次も頑張ってください！ (2019年10月13日 18時) (レス) id: 3c3ec4405a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - リリさん» リリさん、ご指摘ありがとうございます…！こちらの設定ミスです…修正いたしましたので、名前が変換されるはずです！ 応援ありがとうございます！頑張ります！！！ (2019年10月11日 21時) (レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - 最高です！登場人物の、名前を変える設定で名前を入れても、変えれないのですが……どういうことでしょうか……これからも、頑張ってください！ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 3c3ec4405a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑
| 作成日時：2019年10月7日 13時
