*推しでした ページ7
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「改めて紹介します。私の友達の4人」
「は、はぁ…」
4人のキラキラした視線を浴びてます。興味津々じゃないですか?!
これ夢だよね。だって、こんなの有り得ないってば。確か、crewの子と会う予定だったんだけど…その願いを通り越して推しの憧れの4人が目の前にいる。え、これ夢だよね。
やっぱり私の妄想だよね?これがリアルだったら…?いや、違う。やっぱり有り得ないよ!!
「Aって子なんだけど、この子crewなの」
なんか、今紹介するのやめて!恥ずかしいよ!
4人は目を見開いて私の方を見る。ねえ、これは夢でしょうか。頬をつっぱねれるものならつっぱりたいけど今したら絶対変な目で見られるよね…
「ほんと!?誰推しなん?」
そう発したのは赤髪の……坂田さん。
ライブで、写真で眺めるより何十倍もカッコイイ。見惚れてしまう…
てか私質問された?え?質問?
「えーっと…は、箱推しです…」
そう言って俯く。チラッと顔を上げるとあぁ〜、そうかぁ、みたいな反応。いや、なんか申し訳ないよ!うん!
「お、そうなんや」
そう面白そうに言ったのは志麻さん。
皆様、すごくすごくカッコイイ。その上志乃里は美人だから平均な私が置いてけぼり。私だけ異空間みたいだ。異世界だ。
「え、でも俺Aちゃん見たことある」
「うらたん、センラもですよ。前の春ツアー最前列いましたよね?」
「あ、はい、有難く最前でした…」
うらたさんにAちゃんって呼んでもらえた……てか覚えててくれたの?やばくない?
幸せ…夢ならそろそろ覚めないかな。
「ほんと夢みたいですね。あ、これ私の夢か」
「は?A何言ってんの?これは現実」
志乃里に頬を1発叩かれた。え、すごく痛い。でも目の前に広がる景色は相変わらずの浦島坂田船さん。私の姿で笑っている4人。
夢だぁ…
再度思考停止…
でも1つ疑問がある。
志乃里と浦島坂田船の関係は?志乃里歌い手さんそんなに知らないはずだよね……?
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くりぬこ - お話とても楽しく読まさせて頂きました!!こんな事が現実になればどれほど嬉しいことか…まあないですけどね(笑)これからも更新楽しみにしています! (2019年3月28日 16時) (レス) id: 8b048cd6e4 (このIDを非表示/違反報告)
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