呪力が憑いてた【呪術廻戦】

46話 ページ47

好きな匂いが鼻を掠めた


甘いような、大人を思わせるような...

大好きな五条先生の匂い



髪の流れに沿っている手のぬくもりを感じとると、目をゆっくりとあけた


五条｢...あ、起きた？｣



優しい声で言う先生の声に頭も目覚めたようだ



なっ！？！

んんんっ...！？？



五条｢あはっ！めっちゃ驚いてるじゃんっ！

勝手にAの部屋入っちゃった☆｣



舌を出して、てへぺろりん〜！と効果音を出しながら言った


...とんでもねぇよこの人


しかし可愛い

いい大人が｢☆｣つけて話すところなんて私は無に等しいほど見たことがない

よって(？？)可愛い



そうだ、確認しなければならないことがある


『《交流会はどうなったんですか？》』


五条｢特級呪霊の襲撃によって別の日になったよ｣


『《皆は無事なんですよね？》』


五条｢もちろんだ｣


よかった...

思わず安心のため息が零れた


また呪霊狩りみたいなことをするのだろうか

無事って言ってるけど、誰か怪我してたら呪力を渡して温存させておきたい


五条｢ねぇA｣


ふいに名前を呼ばれた


五条｢何があったのか、教えてくれるよね？｣


笑ってるけど笑ってない

そんな表情だ


私は戸惑いながら、慌てて『《いえっさー》』と見せたのだった

宣伝！→←45話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す