呪力が憑いてた【呪術廻戦】

12話 ページ13

伏黒くんって今元気そうだけど、この前頭から血出てたよね？？


気の所為？？


五条｢無理しないの
病み上がりなんだから｣


あ、合ってた


伏黒｢でも虎杖は要監視でしょ｣


五条｢まぁね、でも

今回試されてるのは野薔薇の方だよ｣



...なんか話が長くなりそうだ


右から左へ流れていく先生と伏黒くんの声を聞く

っていうか、この2人の声がいい声してて内容が入ってこない




五条｢...言わないでおこうと思ったけど、Aが聞いて無さそうだから言っちゃうね｣


バレてる！？


五条｢前に言った通り、君は呪力に取り憑かれてる

これは前例にない話｣


伏黒｢は？呪力に取り憑かれてる？？｣


...おや


五条｢あれ、恵たちに言ってなかったっけ｣


伏黒｢言われてないです｣


ちょっと怒ってる伏黒くん



『《五条先生、大事な事はきちんと言った方がいいのでは...？》』


それを見せると先生は｢てへっ｣といっておでこをコンｯと叩いた



...不意打ちやめません？？




五条｢んで、あくまで僕の予測だけど

その呪力を他の人に分けたりできるんじゃないかなって思ってね｣


伏黒｢...｣



話そのまま進めやがったこの教師

伏黒くんもジト目じゃん


だけど、そこもいい、と思ってしまっている私は大分重症だと思う



『《呪力を分ける、と言うのは？》』


五条｢そのまんまだよ


さっき僕が野薔薇を応援してあげてって言ったでしょ？

その時Aが触れた時に取り憑いてる呪力が少しだけ野薔薇の方へ行ったんだ


僕の目で確認したから間違いない


多分だけど野薔薇も戦ってる時に気づくんじゃないかな

いつもより力が湧いてくるって｣


説明もろもろ聞いた時に私が1番に感じたのは安心だった



『《自分だけ、何も出来ないと諦めてたので、それを聞いて安心しました》』


よかった、と微笑むと今度は伏黒くんが口を開いた



伏黒｢なんで言わないでおこうって思ってたんですか｣


五条｢だって〜僕の予想が外れたら恥ずかしいじゃん！

ま、呪力が野薔薇の方に行った時点でほぼ確定だったから話したんだけどね｣



ニコニコした表情でいう先生をみて、なんとも言えない感情になる



可愛いけど！

可愛いんだけどなぁぁあ！！

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