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47、女の子 ページ47






「おいA、近藤さんから招集だ」


「え?なんで?あの人今日お妙さんちじゃないの?」



ノックの音と同時に入ってきた土方さん。



「結構前に帰ってきた。

・・・面倒なことになりそうだぞ」


「えぇ、面倒なの・・・?やだなぁ。

攘夷志士?過激派のやつ?最近落ち着いてたのになぁ」



立ち上がる私を見て、いや、と言ってから

行った方が早いだろと歩き始めた土方さん。


攘夷志士じゃないの?

それなのに面倒って、松平のとっつぁんかな。


と、いう風に考えて

土方さんについて行くと、既に何人かいた。



「あれ?総悟なにやってんの」


「座ってんだよみてわかんねぇのか」


「え、当たり強くない?

・・・え、女の子いるんだけど誰」



いつも通り総悟の隣の空いているスペースに座りに行って気づいた。

近藤さんの隣に可愛らしい女性。


年下かな?いや、年上かな?

ボブが可愛いですね。


でもなんか近くない?近藤さんよ。

いや、近藤さんじゃなくて、その人が近い。


一応親分なんだけど。



「んで?近藤さん、Aも呼んできたし、もう1回頼む」


「え?なんで私呼ばれてなかったの?

酷いんだけど。てかみんな顔怖くないうけるー」


「黙っとけお前は」



土方さんに睨まれてお口にチャック。


だって、どんな会議でも呼ばれなかったことなんてなかったし。

なんか怖いじゃん。


私の代わりにこの子入れるとか?



「真選組に、1人、女の子を増やそうと思ってだな」


「・・・は?あ、ごめんなさい」



思わずお口が・・・。


だって女の子は私だけじゃん・・・?

局中法度すら口出しできない私だよ・・・?


そんな簡単に女の子入れる・・・?



「俺はそう簡単にはいそうですかとは言えねぇな」



土方さんの言葉に、みんなうんうんと頷く。


総悟はあの日から何考えてるかたまにわかんない。

総悟のくせに。



「女はAだけ、局中法度にしたはずだ」


「私、剣の腕に自信があるんです。ダメですか?」



きゅるるんとしたお目目をパチクリとして

少し癖のある甘い声をすっと出す。


うわ、可愛いタイプだ。

怖い怖い。


ダメですか?だって、可愛いかよ。


あーあー、私は反対だよー。

これ絶対面倒だよー?


本人の前では言えないけれど

本能的にそう感じてる。


何より、私以外の女隊士を入れるとかなんかヤダ。


やだ、けど、近藤さんのその困った感じ・・・。

わけアリだなぁ。


お偉いさんか・・・

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あい(プロフ) - eight40094さん» コメントありがとうございます!すっごく嬉しいです!これからもよろしくお願いしますー! (2021年2月9日 7時) (レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
eight40094(プロフ) - あぁ、早く続きが見たいです!忙しいと思いますが、作者様頑張ってください! (2021年2月9日 3時) (レス) id: c00f201ead (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2021年1月30日 23時

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