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5、ご機嫌ななめ ページ5






「おはようございまぁす」



大嫌いな朝、

珍しく自分で起きれたし、珍しく二度寝をしなかった。


重たい体を持ち上げて、ズルズルと食堂に来た。



「おはようございます、Aさん、今日は早く起きれたんですね」


「隊長補佐舐めんなよ〜」



これでも、全ての隊長の管理、援護、粛清の際の計画を立てる、など

1人で色んな仕事を受け持っているし

どの隊でもフラフラと手伝いに行くので、みんなの名前と顔は一致してる。



「大丈夫ですか?フラフラですけど」



私の方が年上なのに、立場と新撰組隊員としての経歴の長さから敬語を使われる。


もう違和感はなくても、なんだかやっぱり変な感じ。


隊士の言葉に心配いらないと手を振って

みんなが私が来た時のためにいつも開けてくれてる私の特等席に向かった。



「なんでいんの、どいてよ、そこ私の席」


「嫌でィ、誰がそんなこと決めた」


「私だよ、みんないつも開けてくれてるじゃんか」


「・・・寝起きか、土方のヤローに起こしてもらったんじゃねぇのか?」


「自力で、起きた・・・ねぇ、ほんとに、どいて、座らせて」


「なんで土方に起こしてもらわないんでィ」


「ダメ?なんか文句ある?」


「自分で起きた時のおめぇ機嫌悪いんだよ、起きてくんな永眠してろ」


「お前がしね、息の根止めるぞ」



バチバチと火花が飛ぶ。


よっこら、と席をどいて私の席の隣に座る総悟。

私もやっと腰を下ろせて一安心。


食堂のおばちゃんが、今日は何にする?と聞いてくるまでいつもの流れ。



「しょーゆー!増し増しで」


「おま、やめろって、土方みたいになっちまう、犬の餌は今日でしまいでィ」


「土方さんの餌と一緒にしないでくれる!?濃ければ濃いほど白米は進む!」



塩辛いものが大好物の私。

味の濃いものを食べたい。


醤油なんて代表例でしょ。


醤油をたっぷりかけて貰ったご飯に箸をつける。

隣で心底嫌そうな顔をする総悟は無視。



「おい、誰かA見なかった・・・ここにいたのか、今日は起きれたんだな」


「おはようございます土方さん」



私を起こしに来てたらしい土方さんが食堂に入ってきて

私の隣がまた埋まる。



「2人して隣座って、私のこと大好きかよ」


「おいA、塩分控えろって医者に言われたよな、なんだそれ」


「神の餌です」


「はぁ・・・次から控えろよ・・・」



機嫌の悪い私とみんなの会話。


塩分大好きAちゃんの日常でした!

6、シリアス→←4、辛気臭い



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あい(プロフ) - eight40094さん» コメントありがとうございます!すっごく嬉しいです!これからもよろしくお願いしますー! (2021年2月9日 7時) (レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
eight40094(プロフ) - あぁ、早く続きが見たいです!忙しいと思いますが、作者様頑張ってください! (2021年2月9日 3時) (レス) id: c00f201ead (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2021年1月30日 23時

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