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3、心配 ページ3



久しぶりの休日。

サドと一緒だとサボりがちだけど、意外と真面目に仕事している方なのだ。


そのため、休日は土方さんとか近藤さんが

定期的に勝手に入れる。


今日も、昨日急に明日は休みだと告げられたのだ。

つまり、暇だ。




「よし山崎〜ミントンしよ〜よ〜」


「Aちゃん、僕今から密偵だって、朝土方さんから聞いたよね?」


「関係ないよ、私がザキとミントンしたいからするんだ、てことで」


「てことでじゃねぇよっ!いい加減にしろ?!」



誰だよ土方呼んだの。

いきなりザキの部屋のドア開けてさ?私もだけど。


行くぞと私の首根っこ掴む。


ちょ、死ぬ。

・・・待って待って、待て待て、首、首、ねぇ、締まってるから!



「ひ、土方さん!Aちゃん死んじゃう!死んじゃいます!」



真っ赤なんだろう私の顔を見て慌てるザキ

の言葉を聞いてパッと私の襟を離す土方さん。


もちろん、地球の重力によって私は頭を床に打ち付ける。



「い”っ・・・あぁ、、割れた?」


「割れてねぇよ。・・・すまなかったな」


「土下座しろ、死ぬかと思った、剣士が仲間に首締められて死ぬかと思った。

・・・今日私もザキと密偵行くこと許してください」


「はぁ?!」


「いいじゃないですか、暇すぎる」


「・・・だめだ」


「なんでよ」


「お前に密偵なんかさせてみろ、大失敗だ」


「はぁー?!なんでなんで!隠れてればいいんでしょ!」


「Aちゃん、僕の仕事はそんなに簡単じゃないよ。

それに、あんたはただでさえ顔がいいんだから、こういうのには向いてない」


「・・・ザキは、顔も地味だから、密偵に向いてるの・・・?」


「はっきり言われると傷つくな。しかも今、もって言ったよね」



はぁ、それじゃ仕方ないか、納得。


私が可愛いからいけないのね。


また行くぞと、次は腕を引っ張る土方さん。

もちろん、引きずられてる。



「じゃあね山崎、頑張って。あんぱんのストック頼んどくね」


「うん、ありがとう、ストックはまだあるけどね」



ズルズルと引きずられる私を見る隊士。


あー、またやってる、みたいなそういう顔するのやめてくれません?

不貞腐れた気持ちが余計に不貞腐れる。



「お前な、休みくらいきちんと休め」


「・・・心配してます?」


「隊士みんなな、とりあえず俺の監視下で休め」



監視下でか、とは思ったけど

今日もその優しさに甘えさせてもらおうと思いまーす。


4、辛気臭い→←2、見回り



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あい(プロフ) - eight40094さん» コメントありがとうございます!すっごく嬉しいです!これからもよろしくお願いしますー! (2021年2月9日 7時) (レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
eight40094(プロフ) - あぁ、早く続きが見たいです!忙しいと思いますが、作者様頑張ってください! (2021年2月9日 3時) (レス) id: c00f201ead (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2021年1月30日 23時

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