第32話~一方その頃‥‥~ ページ36
彩視点
ヤバイ、緊張する………。
秀明を出てから、黒木クンはほとんど喋らず、私達はただ並んで歩いているだけだった。
大人な感じがするから、かな。隣にいると少しずつだけど、気が落ち着いてくる。
ちょうど今公園を通り過ぎた。
チラッと黒木クンを見てみると、やっぱり背が高いなと思った。
頭もいいし顔も整っているから、それなりにモテるんだろう。
じっと見ていたからか、ふと黒木クンと目があった。
その一瞬の出来事で、ドキッとしてしまう。
それで慌てて前を見ると、家が見えた。
黒木「じゃ、またね」
黒木クンが、ちょっと手を上げていった。
私は黒木クンの方を向いて微笑んだ。
彩「どうもありがとう」
黒木「うん、おやすみ」
そして、黒木クンは、大人っぽい笑みを浮かべた。
夜の闇の中で、白い笑顔が花のように見えた。
ああ、黒木クンはキレイだな。
黒木クンはそう言うと、歩いて行った。
曲がり角を曲がるまで見送ったあと、玄関のチャイムを押した。
ピーンポーンという特有の音がなったあと、少しノイズがかかる。
「はい?」
ドアホンからママの声がひびく。
彩「私」
そう言うと、まもなくドアが開いて、ママのしかめっ面が現れた。
ママ「遅いじゃないの!心配してたのよ。
秀明の近くで強盗があったんだから」
強盗?!
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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時