第27話~係の分担~ ページ31
(人1)視点
若武「犯人は、この3つの条件のどれかに当てはまる人間だ」
若武さんは一度条件を見なおした。
若武「しかも犯行時間のアリバイがなく、その上チェーンを引きちぎる怪力の持ち主だ。」
そして目をキラキラと輝かせて私達に向き直った。
若武「それと同時に、ダイヤル錠を開けることのできない頭の持ち主でもある。これだけの条件が重なれば、きっと見つけられるぜ!手分けして当たろう」
カタカタとチョークの音をさせながら、2番と3番の隣にみんなの名前を書き込んだ。
〉〉2番 黒木、立花、城戸
〉〉3番 上杉、小塚
上杉「若武、お前はどうすんだよ?!」
若武さんは、私達を見回した。
若武「俺はリーダーだ。リーダーは歩きまわらないんだぜ?デスクに張り付いてみんなからの連絡を待つ」
みんなはすっかりあきれてしまった。
私はこの空気を変えたいけど何をすればいいか、オロオロしていると、私と立花さん以外はため息をついた。
黒木「リーダーなら、それなりの責任は持てよ」
上杉「そうだ。俺の勉強時間は確実に確保しろ」
小塚「若武、コキ使うのはやめてよね。若武って人使い荒いんだもの」
若武さんはニンマリ笑った。
若武「分かった。確実にそうすると約束しよう。では、頑張ってくれ。健闘を祈る!」
立花さんは何も言っていないけど、
彩「(気取りすぎよ、バカ。)」
と、目が言っているような気がして、苦笑してしまった。
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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時