第20話~名人!~ ページ23
(人1)視点
黒木さんの隣で、小塚さんが体中の力を抜いていった。
小塚「そうなると思ってたよ…。だって若武は絶対に自分の思い通りに人を動かしちゃうんだもの」
だから人をそそのかす名人、なんだね。(微笑
私は、若武さんを見た。
若武さんは両手をハーフパンツの後ろポケットにつっこみ、得意げに笑っていた。
そんな若武さんはとてもまぶしかった。
若武「じゃ、現場検証はこれで終わり!次は捜査会議だ。特別クラスを使おう。行くぞ」
さっそうと身をひるがえした若武さんに私達が付いて行く。
私は上杉さんの服を引っ張って、こっそり言った。
貴方「やられちゃいましたね(ニコッ」
上杉さんはこちらを向き、
上杉「え…//あ、あぁ//」
と、すぐに前を向いてしまったけど耳が少し赤くなっている気がする。
気になったが、すぐに上杉さんが話してしまったため、聞けなかった。
上杉「俺は、そういう風に相手をそそのかしちまうアイツにすごく興味があるよ。
もっとも、アイツのことだから、計算なんてもんじゃなく、感覚なんだろうけどさ」
私は前を向いてしまった上杉さんの前に来て言った。
貴方「きっと、魔法なんですよっ!」
上杉さんは少しびっくりしていたけど、
上杉「ピッタリかもしれないな。理不尽でいい言葉だ(ニコッ」
あまりに優しいほほ笑みに、私も少し驚いてしまった。
若武「おーい!早く来いよー閉めちまうぞー!!」
あ、若武さんが呼んでる。
急がないと………。
そう思って、私はパタパタと特別クラスの方へ走った。
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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時