検索窓
今日:18 hit、昨日:2 hit、合計:37,559 hit

第13話~ゴリラ?~ ページ16

(人1)視点

貴方「ホントですか?」

私が聞くと、黒木さんはうなずき、

黒木「耳で音を聞きながら、数字を順番に試していくんだ。6連なら、2分もあれば軽い」

し、知らなかった……気をつけなくっちゃ!

上杉「ところが犯人は、どうやらダイヤル錠を開けられなかったみたいだ。かわりに、チェーンを切っている」

と、冷静に続けた。

上杉「ほら、チェーンのビニールコーティングの切れはしだ」

差し出された上杉さんの指先には、黄色のビニールが粉のようについていた。


貴方「これって、切ったって言うよりも、引きちぎったって言う方が近いかも……」


私の言葉に若武さんが目を見張った。

若武「ダイヤル錠を開けずに、チェーンを引きちぎった?!」

その発言に上杉さんが、

上杉「おかしいだろ」

と、すかさず言った。

上杉さんのそばで、小塚さんが大声を上げた。

小塚「分かった!犯人は頭が悪くて力のあるやつなんだ!」

黒木さんが小塚さんを見て、ちょっと笑った。

黒木「それ、お前じゃないの?」

小塚さんはプクッと膨れて横を向いた。

今の、ちょっと可愛かった…。

その隣で、若武さんが首をひねりながら言った。


若武「力の強い動物とかかな。ゴリラとか…」


…………え。

彩「なんでゴリラが突然、秀明の前に現れるわけっ?!」

若武さんは、嫌そうな顔で立花さんを見ていた。

………うん、私も立花さんとおんなじ風に思った。

第14話~切れる?~→←第12話~ダイヤル式~



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。