第13話~ゴリラ?~ ページ16
(人1)視点
貴方「ホントですか?」
私が聞くと、黒木さんはうなずき、
黒木「耳で音を聞きながら、数字を順番に試していくんだ。6連なら、2分もあれば軽い」
し、知らなかった……気をつけなくっちゃ!
上杉「ところが犯人は、どうやらダイヤル錠を開けられなかったみたいだ。かわりに、チェーンを切っている」
と、冷静に続けた。
上杉「ほら、チェーンのビニールコーティングの切れはしだ」
差し出された上杉さんの指先には、黄色のビニールが粉のようについていた。
貴方「これって、切ったって言うよりも、引きちぎったって言う方が近いかも……」
私の言葉に若武さんが目を見張った。
若武「ダイヤル錠を開けずに、チェーンを引きちぎった?!」
その発言に上杉さんが、
上杉「おかしいだろ」
と、すかさず言った。
上杉さんのそばで、小塚さんが大声を上げた。
小塚「分かった!犯人は頭が悪くて力のあるやつなんだ!」
黒木さんが小塚さんを見て、ちょっと笑った。
黒木「それ、お前じゃないの?」
小塚さんはプクッと膨れて横を向いた。
今の、ちょっと可愛かった…。
その隣で、若武さんが首をひねりながら言った。
若武「力の強い動物とかかな。ゴリラとか…」
…………え。
彩「なんでゴリラが突然、秀明の前に現れるわけっ?!」
若武さんは、嫌そうな顔で立花さんを見ていた。
………うん、私も立花さんとおんなじ風に思った。
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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時