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第11話~射とめ~ ページ14

(人1)視点

若武「気を取り直してリサーチ開始だ。犯人を見つけるんだ!行こう!」

上杉さんと黒木さんの机の上に、ドンと両手をついた。

小塚「あっさりしすぎだよ、若武。
城戸さんケガしてたかもしれないのに…」

貴方「だ、大丈夫だよっ?!」

上杉さんと黒木さんはため息をつきながら、

黒木「俺が助けてなかったら、絶対ケガしてたぞ……。
それに乗ってくるなよ、新品のチャリなんかに」

上杉「そうだよ。盗られるのあたりまえじゃないか。鍵や盗難防止用のチェーンなんか、簡単に開くんだしさ……」

ブツブツ言いながら出て行く2人の後に、
若武さんが続き、私と立花さんが続いた。

一番最後から、小塚さんがついてくる。

若武「くっそ、もう少し早く授業が終わってたらなぁ」

若武さんが長い足をもてあますようにして階段を下りながら、くやしそうに言う。

若武「犯行現場を押さえられたかもしれなかったのに、」

その時、前を歩いていた黒木さんが、足を止めてこっちをふりあおいだ。

黒木「出くわしてたら、それこそあぶねーよ」

そう言って黒木さんは拳を上げ、親指でトンと若武さんの心臓をついた。

黒木「やられるぜ?」

青く見えるほど澄んだその目が、一瞬、ギラッと光って若武さんを射とめ、若武さんは息をのんで立ちすくんだ。

私も、他の人達もだった。

ゾクッとしてうごけなかったもの。

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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時

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