66 ページ22
3人はエレベーターを降りてすぐのところで話しをしていた。
「で?なんで隠してたんだよ。それなりの理由があるんだろ?」
キルアが高圧的に言う。
『じゃあその前に質問。ボクはバレるような事をしてるし、言っている。なんで今言及するわけ?』
Aは壁に寄りかかって腕を組む。
「…忘れてたんだよ。Aが200階に行った事があるって。だからさっきの会話で思い出した」
『それで確信が持てたと。なるほどね〜♠』
やっぱり200階の話はダメだったか♣だからウイングさんにも牽制したのに…♦
「次はこっちの質問に答えてよ」
『理由ね〜。…ボクは教えられない。いや、教えたくない♣』
ゴンもキルアもはてなを浮かべる。
『ボク、育てるのは好きじゃないの。育つ過程を見るのも育った後を見続けるのも好きだけどさ♡』
「つまり自分で手をかけるのが苦手ってことか?」
キルアが要約する。
『そ。だから教えたくないの♡』
自分で育てるってことは先も見えちゃうって事。中身を知ってるびっくり箱に面白さを感じる人なんかいないだろ?
キルアはそんな理由で、と思う。
「でもっ、」
「キルアやめようよ。Aは教える気がないって言ってるし、200階に念を使える人達がいるなら、その人達に聞けばいい。今焦る必要は無いでしょ?」
キルアは何か言いたそうな表情をして「そうだな」と呟いた。
『まぁ、死にそうになったときは最低限の事を教えてあげるよ♣』
それじゃおせーよ!
第三者が聞いていたらそう突っ込みたくなるセリフだった。
201人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Pistachio(プロフ) - ゆうさん» まだです。一応続きはありますが番外編なので本編との繋がりはありません (2020年5月2日 22時) (レス) id: 461dedd1a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - これってもう完結ですか? (2020年5月2日 0時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - 明里香さん» またまたご指摘ありがとうございます!しかもだいぶハイペースで読んで下さっているようなので嬉しいです^ - ^ (2019年8月14日 17時) (レス) id: 6b5b204f97 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 61話に誤字がありました。「以外と」ではなく、「意外と」です。 (2019年8月14日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 毎日チェックはしているので。 (2019年8月10日 16時) (レス) id: 01408c4e23 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Pistachio | 作成日時:2019年3月4日 23時