71 日常編No.2 ページ42
*
「ふぇ、フェイタン……っ!!」
フェイ「ハ、この程度でもう動けないのか」
「無理ですっ、て……!やっ……ちょっ!」
フェイ「それならワタシからするまでね」
「やっ、やめっ!やめてくださいフェイタン……っ!!」
フィン「……何してんだお前ら」
「あ、フィンクス!酷いんですよ、フェイタンが……あっ!」
フェイ「ハハ、サクヤが下手なだけよ。……ほら、またワタシの勝ちね」
「むぅう……!!」
私はむくれて、コントローラーを握った手を卓上に投げ出した。
フィン「ああ、ゲームか……珍しいな」
「だってフェイタンが喧嘩売ってくるんですもん」
部屋に借りていた本を返しに来たら、フェイタンが1人でゲームしてて、どんなのですかって聞いたら、サクヤには到底できない難しいゲームとか言ったんですよこの人。
フェイ「事実ね。今のところ12勝0敗ね、ワタシ」
ゲームの内容は、選んだキャラクター同士を戦わせるだけで簡単と言えば簡単。でも押すボタンの組み合わせで技の出し方やタイミングも変わるという、意外に複雑なところもある。
フィン「サクヤゲーム下手だもんな」
「フィンクスまで!?」
フィン「ほれ、貸せよ。オレが手本見せてやる」
「……フェイタンより強いんですか?」
フィン「さぁ、同じくらいじゃね?でも今日は勝つぜ」
フェイ「何言てるか。ボロボロに負かすよ」
フィン「おー、やってみろや」
何においても喧嘩腰なのかこの人たちは。少し呆れつつも、ゲームが始まる。
結果はーー
ドロー
「えっと……」
フェイ「チ、相討ちね」
フィン「くっそ、もっかいやろうぜ」
まさかの相討ち。驚きの結果だ。
「フィンクスやりましょうよ!頑張りますから!フェイタン代わってください!」
フェイ「せいぜい頑張りなね」
フィン「なんかペナルティ付けようぜ」
「え!?」
フィン「面白いから。オレが勝ったら団長のプリン食ってこいサクヤ」
「ええええ!?それ私に死ねって言ってますよね!?」
フェイ「嫌なら勝つといいね」
「無慈悲!」
そのあと結局負けて、クロロさんに怒られて、プリン10個盗って来させられました。
ちなみにもし私が勝ってたら、2人にコスプレしてもらってました。見たかったなぁ……。
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藤原黎明 - ごめんなさい!コメント気が付いてませんでした……!探しにくくてすみません!でも、読んでいただけて嬉しいです! (2018年8月31日 17時) (レス) id: 50a7dd275d (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - すみません。もう少し調べてみたら見れました!本当にすみません(T-T) (2018年8月10日 11時) (レス) id: ecaf096ebb (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - あの、作品の一番始めといいますか第一話?が見れません。どうしたら見れますか? (2018年8月10日 11時) (レス) id: ecaf096ebb (このIDを非表示/違反報告)
フェイたん - とても面白いです!夢主ちゃん可愛すぎ!これからもお体に気を付けて頑張って下さい! (2018年1月12日 17時) (レス) id: 3affdfaf3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤原 黎明 | 作成日時:2017年12月20日 0時