【H×H】ジャポンから来たお姫様は盗賊でした。《２》

４１ 口喧嘩の結果 ページ4

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口喧嘩結果＝引き分け

息切れですよ、２人とも。……あー、何だか懐かしい。

そういえば、関係を説明していませんでしたね。ハンゾーと私は、小さい頃の友達−−従者と姫、でした。唯一私と対等に接してくれて、一番好きでしたね。恋愛感情ではありませんが。

ハンゾー「……もうお前嫌い」

「願ったり叶ったりですね。私も同じくですよ」

昔よくこうして話したもんな。

「口喧嘩は引き分けですけど、こっちの決闘は……うわお」

周りの目がまん丸ですよ。さすがに口喧嘩しすぎましたか？

ハンゾー「オレの負けだ」

「あ、そうですか」

ハンゾー「軽いな！？」

いや、わかってましたし。

ハンゾー「サクヤを張り付けて倒す方法を検討するぜ」

「ほう……私を倒す、と？」

ハンゾー「そういうこった。−−ああ、１つ言い忘れました」

姫様、とハンゾーが呼ぶ。何でしょう。

ハンゾー「あなたの父上と母上は、ずっとあなたを待っております」

……

…………

………………

は？

ハンゾー「一度、帰ってみたらどうだ？」

「……」

何だ、それは。

試験官「勝者、サクヤ！」









その後順調に試合は進み−−ゴンはハンゾーに滅多うちでしたが、根性で勝利した−−次は、

「……え」

キルア対ギタラクル

まさかの兄弟対決！？

ギタラクル「久しぶりだね、キル」

う……バキバキ痛い。怖い。

キルア「兄……貴！！」

キルアは怯えている。完全に、萎縮。

イルミ「母さんとミルキを刺したんだってね」

キルア「まぁね」

イルミ「母さん、泣いてたよ」

レオリオ「そりゃそうだ、息子にそんなこと−−」

「感動ですよ、レオリオ」

イルミ「そうそう、サクヤのいう通り」

レオリオ「な！？」

あの人が悲しむわけがない。というかキルア、親大好きだし弟大好きだし兄大好きだし……キルアって……溺愛されすぎ。




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