祝50 居場所 ページ13
*
……あー。
アルカ「お姉ちゃんすごい!動かすの上手ー」
……あー、可愛い。可愛いです。すっごく可愛いんです。無邪気にはしゃぐというか……『お姉ちゃん』って言うのが可愛いッ!
「アルカちゃんが喜んでくれたら嬉しいな」
いくつか遊ぶのをねだられ、それに私は答えた。
笑いあったとき−−
アルカちゃんの雰囲気が一気に変わった。
……黒い?
「アルカちゃん?」
アルカ?「あい」
これはこれで可愛い。というか……これは一体?
もしかして、
「ナニカちゃん?」
さっき言っていた『ナニカ』。これがもしかしたら……
ナニカ「あい。キルア、場所。教える?」
やっぱり。二重人格みたいなもの?
「いいの?ありがとうナニカちゃん!」
ナニカ「あい」
す、と1つの方向を指差す。あっち、か。
ナニカ「サクヤー、イイコイイコしてー」
「それはもちろん!」
ナニカ「あい」
むきゅ、と抱き締めて撫でてあげる。かわゆい……かわゆい。
少しの間堪能してから離れて、名残惜しいけれど……!
「ナニカちゃん。私はキルアのところに行きますね。……アルカちゃん」
アルカ「うん!また来てねお姉ちゃん!」
「はい。必ず!」
戻ったアルカちゃんが手を振るのを見送り、何層にも重なった扉を抜けると。
?「サクヤ」
「わっ……あ!イルミ!」
イルミがいきなり抱き締めてきた。いつの間にここに?
イルミ「何かなってない?大丈夫?」
何故?
「元気ですけど……?でもあのこは一体?」
イルミ「はぁ……」
イルミがもっときつく抱き締める。苦しいです、と背中を叩くと、少し力が緩んだ。
イルミ「あれのことは秘密だよ。誰にも言うな」
「秘密?」
イルミ「いいから。話したらサクヤを殺さないといけない」
いつになく真面目な顔なイルミ。剣幕に押されて頷くと、よし、と髪を撫でられた。
よく、わからないや。
あ、キルア助けなきゃ!
*
【番外編】2作主人公によるガールズトーク→←49 隠された子供
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藤原黎明 - ごめんなさい!コメント気が付いてませんでした……!探しにくくてすみません!でも、読んでいただけて嬉しいです! (2018年8月31日 17時) (レス) id: 50a7dd275d (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - すみません。もう少し調べてみたら見れました!本当にすみません(T-T) (2018年8月10日 11時) (レス) id: ecaf096ebb (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - あの、作品の一番始めといいますか第一話?が見れません。どうしたら見れますか? (2018年8月10日 11時) (レス) id: ecaf096ebb (このIDを非表示/違反報告)
フェイたん - とても面白いです!夢主ちゃん可愛すぎ!これからもお体に気を付けて頑張って下さい! (2018年1月12日 17時) (レス) id: 3affdfaf3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤原 黎明 | 作成日時:2017年12月20日 0時