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2 二階堂side ページ2

Aは、覚えてない。









小さい頃、ミツと会った事があるのを。









俺とAは同い年で幼なじみ。


幼稚園の頃からずっ〜と今も仲良くしている。


たまに喧嘩をする事もあるけど、いつの間にか仲直りしてる。


そんな、俺達の仲だけど。


俺はAに隠してる事がある。


幼稚園の頃。


俺とAは、よく家の近くの公園で遊んでいた。


その公園には大きな木があった。


別にこれといって伝説がある訳でもない。


ただの大きい木。


ある日、その木に上がってみたいとAが言い出した。


俺は、嫌な予感がしたから止めた。


でも、運動が大好きなAは聞かなかった。


そして、木に上がったのは良いものの降りれなくなってしまった。


A『どうしようニカ〜降りれないよ〜』


その内、Aは泣き出してしまった。


俺はその時には既に高い所が嫌いだったから助けてあげる事が出来ずに、ただただ泣いてるAを慰める事しか出来なかった。


俺が困り果ててた時、


?『お〜い、どうした〜』


二『えっと……その……降りられなくなっちゃったの……Aが』


突然声を掛けられた驚きでおどおどしてしまった。俺に、その人は優しい声で俺の頭をポンポンしながらこういった。

?『大丈夫!!俺が助けてやっから!!な??』


そして、すぐにAを助けた。


A『お兄ちゃん、ありがと!!』


?『いえいえ。もう、上るなよ??じゃあな。』


俺は、その時こんな人になりたいって思ったんだと思う。


この人と居ればきっと俺は変われる。


もっとかっこいい大人になれるって。


だから声を掛けようと思った。


でも、俺よりも先に……


A『お兄ちゃん!!お名前教えて??』


北『俺??俺は、北山宏光!!Aちゃんだっけ??』


A『どうして私の名前………』


北『あ、俺、怪しい人じゃないからね??さっきこの子が言ってたから。』


A『ニカ!!なんで、すぐに名前言っちゃうの!!』


ニ『うるさい。お前が降りれなくなるのが悪いんだ!!』


北『仲良いな。俺も混ぜてよ。』


それがミツとの初めての出会い。


それから俺とAは、毎日のようにミツと遊んだ。


でも、ある日からミツは公園に来なくなった。


俺は気になって、ミツの家に行った。


前にミツのサッカーボールを取りに来る時に来た事があったから覚えてた。

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作者名:まろみん | 作成日時:2020年6月24日 1時

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