不自然19 ページ28
次の日、出勤前に坂本さんの代理人の人とお話しして
いつもよりちょっと遅れて出勤すると、
ミコトたちの声がラボ内に響き渡っていた。
周りの内勤の人たちもちょっと引いてる。
「みんなおはよう。何してるの?」
ミ「あっAおはよう!手伝って!」
夕「今ね、昨日のカラスにギャフンと言わせるために実験してんの」
「あぁ…なるほど」
ミ「おりゃ〜!!」
六「出ました!」
実験は楽しんでる三人に任せて、解剖室で寝ているであろう系くんのもとへ向かう。
「系くん?いる?」
中「…遅かったな」
「あっ待って起きないで!」
解剖台の上でタオルを顔にかけて寝ていた系くんが起き上がる。
それを慌てて阻止。
寝てくれてたままの方が都合がいいから。
中「…なんでだ」
「さっき坂本さんの代理人の方とお話ししてきました」
中「…」
「系くんがどんな条件も受け入れないからってことで、私が誘われていた研究所に入ってもらうことにした」
中「っ!?」
また起き上がろうとする系くんの肩を押して寝かせる。
まだお話は終わってないからね。
中「誘われていたってどういうことだ」
「言葉の通りだよ。有名な研究所からお誘いが来てたの、うちで働かないかって。
でも私は系くんと一緒に働きたいから保留にしてもらってたの」
中「…」
「でも今回、系くんの相方として連帯責任を負わせてもらって
次の就職先を提供することで示談になったから。
系くんはもう何も心配しなくていいからね」
じゃあ、って言って解剖室を出ようとしたら腕を掴まれた。
振り向くと、顔にかかっていたタオルを片手に持って、険しくも悲しいような顔をしていた。
なんで系くんがそんな顔をするの…。
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理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (9月18日 14時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 楽しみに待ってます(^^♪頑張って下さい!! (2018年8月4日 17時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
リバシィ(プロフ) - Yuriさん» ああ有難うございます( ; ; )もう少し更新できそうなのでもう少々お待ちくださいませ…! (2018年8月3日 0時) (レス) id: f935d442e4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませて頂いています。更新、楽しみにしています! (2018年8月1日 18時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ソニア(プロフ) - リリーさん» 有難うございます!亀更新に拍車をかけてなかなか更新してませんでしたが、気長に待っていただけると有難いです…! (2018年5月28日 19時) (レス) id: f3130aacba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リバシィ | 作成日時:2018年2月23日 1時