【 深海のまち 】世界を愛する瞬間に【 CS 】

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【SV(続き)】


［ それ、すごくすきです。なんか、こう！グッときます！！もしかして、Aさんは美術選択です？上手だからそうかな、と思ったので… ］

［ わたしの声？ ］［ 人よりは少し高くて、幼い声？って友達には言われた気がします。声が出なくなってる間に少しは声もかっこよく大人っぽくなってるといいな、と思います！！ ］

［ 服なんて着れればなんでも同じじゃないです？ いや、確かに全身タイツとかそういうのはちょっと違いますけど… ］
(数分の沈黙の後)
［ そんなにこれセンスないです？わたしはアリだと思うんです。この文字のフォントの感じとか… ］

［ わたしの好きなものです？うさぎと甘いお菓子が大好きです！うさぎのぬいぐるみとか集めてるんです！良かったら今度見にきますか？Aさんが来てくれたら、わたしもとってもうれしいです！！おかし用意しておきます！！！ ］

［ ごはん当番がんばります！！！今回は塩と砂糖まちがえないようにします！！皆さんにこれ以上まずいごはんを食べさせる訳にはいきません！！！！ ］

［ 絵を描くのも、音楽を聴くのも、本を読むのも、誰かと触れ合うのも、全部全部、だいすきです。世界の全部を愛していたい。わたしの見るもの触るもの聞くもの、全部が愛おしく思える人間になりたいです。 ］

［ わたし、天体観測がすきだったんです。病室から見る夜空がすっごくキレイで。いつか月に行ってみたいです。Aさん、連れてってください。］［ いえ、冗談です。 ］

［ わたしのこときらいです？ 本当にきらいだったらもう近付かないし、何かを頼んだりもしないようにします。本当にごめんなさい。本当は、あなたがわたしのことをきらいでも、わたしはあなたのことがすきだから、仲良くしたいです！ ］

［ 伝えたい言葉は次から次へと思いうかぶのに、本当にあなたに届けたい言葉が、どうしてもわたし自身の口から出てこないんです。こんな文字を通してじゃなくて、ちゃんと自分であなたに伝えたいのに。こんな紙越しの想いじゃ、なにも届けられないのに ］

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