【深海のまち】世界を愛する瞬間に【 CS 】 (ページ13)

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【備考】

▽補足

失声症の発症は彼女が高校1年生の頃。原因を調べるために検査を受けたが、結局検査では喉や口に異常がある訳では無いという結果だった。原因は過度なストレスによるものと診断。精神的に安定するまで待つしかないと言う診断を受けて終わった。今の彼女は人と話しをすることがとても楽しいので、話せないことを内心気にしており、早く治してみんなと沢山話がしたいと思っている。

精神的に病んでいた彼女が深海のまちに来てから、あんなに明るい人物になったのは、深海のまちに来てから修道女と話したことがきっかけ。
最初のうちは元の性格に近付くようにがんばっていたが、今は素で精神的に病んでしまう前の性格に戻っている。今では「明るい方がわたしらしい」と思っている。

彼女が自身の部屋に閉まっているほとんど着ない制服は、彼女が通信制の高校に通う前に通っていた学校の制服。可愛らしいセーラー服。本人は楽しみにしていたのだが、結局は5回ほど着て、着ることはなくなってしまった。捨てようとしたが、学校に通えなかったことが気がかりで捨てられなかったらしい。今は部屋のクローゼットの奥底に眠っている。

昔(小学生の頃)まではピアノを習っていたため、多少ならピアノの演奏もできるが、もうほとんど忘れてしまっている。
好きな音楽はチャイコフスキー「くるみ割り人形」の金平糖の踊り。昔は上手く弾けなかったが、今ならできるかな、とたまにピアノを音楽選択の人に教わって練習している。

▽体質
元々肺に欠陥があるらしく、幼少期から病院に通い入退院を繰り返していたが、激しい運動等を長時間やらなければ、そんなに困るほどのものでもなかった。たまに発作が起きてずっと咳をしていたり、呼吸が上手く出来なくなるようなときはあった。
深海のまちに来てからは目立った症状は出ず、たまに呼吸がおかしくなることはあるが、入院していた頃よりも明らかに頻度は減っている。本人は深海のまちに来たからだと考えているが、深海のまちにいると症状が出ないのは何故なのかというのは分かっていない。
今も体育などでは激しい運動はやや控えめにしている。