四天王の長 ページ21
自室に戻ってきた東矢を出迎えたのは、オシストであった。
｢…オシスト？｣
｢あ、東矢さん。大丈夫でしたか…？口に合いませんでしたか…？｣
｢いやいやいや！むしろ美味かったぞ！｣
心配そうなその声に、即座に否定を返す。
｢そう…だったらよいのですが…泣かれていらしたので…｣
｢そうだから！すげぇ美味かっただけから！｣
必死に否定すれば、ようやく安心したらしいオシストが一息つく。
｢…あぁそうだ、それで聞きたいことがあってだな｣
とりあえず彼女にも同じ質問を投げかければ、返答はすぐに返ってきた。
｢そりゃあ…マールドさんの為に決まってるじゃないですか！｣
｢お、おう｣
｢あの人は凄いんですよホントにかっこよすぎるんですそうですビジュアルが良すぎるんですよあの優しそうな目でホントに誰にも分け隔てなく接しててカッコいいししかも黒パーカーで緑髪オッドアイとか性癖ぶっ刺さりまくりでやばいししかもそれで魔王やってるという事実がもうほんと最高過ぎて私を殺しに来てますねはいありがとうございますよ本当に生き甲斐なんですから生きてくれて本当にありがとうございます毎秒私の心臓射抜きに来るの本当にヤバすぎるんで今後とも続けられる私死にますよホントはバグなのに浄化されてデバッグされて死んじゃいますからあっぁでも公式供給途絶えるのは辛いしこれからも笑顔振る舞ってほしいんですけどそれで私みたいな夢女子が湧いたらどうしましょうかそれでもあの人の偉大なる意志は完遂させたいですし差別のない世界を作ることは理想論ですがマールドさんなら出来そうな気もしますしだから私はあの人に仕えてるんですねそうですねこれからも一層頑張らなくては…｣
｢ストップ、ストップしてくれ、分かったから！｣
圧倒的早口かつ無呼吸で続けられたその愛を必死に宥めたことでようやくオシストが正気に戻った。
｢…！すみません、つい…！｣
｢お、おう…とりあえずお前がマールドのことを好きなことだけわかった｣
｢っ、はい！マールドさんは神様です！｣
｢…えぇ…｣
今までまともだと思っていた彼女の本性を垣間見た東矢。
その認識を改めることとなったのは当然のことであった。
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クロロフィル＠リーフィア狂/あるりーす(プロフ) - 朱欄さん» ありがとうございます！これからも更新頑張りますね！ (2023年1月14日 20時) (
レス) id: c1253398fc (このIDを非表示/違反報告)
朱欄(プロフ) - Banana is Kami(作品最高です!キャラデザがすごく好きです!特にワイドちゃんがかわいい←あ、星押しときますn(() (2023年1月14日 20時) (レス) @page3 id: efb6a7397d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ：http
作成日時：2022年12月29日 21時
