検索窓
今日:25 hit、昨日:6 hit、合計:31,498 hit

4,続き ページ6





「KZの若武和臣君、いる?」



わぁ、和臣のファンだ。



「俺、だ。」



和臣がゆっくりと立ち上がる。


綺麗な2つの目を細め、その子を見つめた。

真剣で、凛としてて、どことなく甘い。



「何か用?」



その子は、ジッと和臣を見つめ返す。

視線の先で、和臣の心の中を、探るように。



「私、北原美麗だけど、覚えてる?」



へぇ?

もしかして、幼馴染?



「いや、まるっきり覚えてないけど。」



あら、知らないのね。



「でも今、ちゃんと覚えたよ。」



そう言ったのは、貴和だった。

少しだけ慌てたフォローは、貴和らしい。



「だろ、若武。」



話を振られ、和臣は はっとしたように、
目を大きくした。



「もちろん、覚えたさ。」



いきなり近寄ってきた絶世の美少女から
名を呼ばれて、緊張し、

気を遣う余裕が無かったんだな、

って思うと、和臣も可愛い。



「あのさ、」



あーあ、調子に乗り出すよ。



「美麗って、綺麗な名前だね。

君に似合ってるよ。」



はぁ、引っ掛けにいってる。


小さく溜め息をつき、周りを見回すと、

アーヤは、冷めた視線を、
その他は、肩をすくめる…和典を除いて。


和典は、強張って、青ざめた顔で、
外をぼんやりと眺めていた。


レンズの向こうの瞳が、
弱々しく揺れていた………。




5,上杉退団!?→←4,カフェテリア



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

エイミー - 杏花莉さん» 「消えた美少女は知っている」にアクセスが許可できません・・・ということなので、ログインしていないものから返信させて頂きます・・・。伝わりましたか!良かったです♪私も上杉くん大好きです!コメントありがとうございました! (2016年12月26日 9時) (レス) id: 6aadb72d51 (このIDを非表示/違反報告)
エイミー - なーさん» 「消えた美少女は知っている」にアクセスが許可できません・・・ということなので、ログインしていないものから返信させて頂きます・・・。ありがとうございます!頑張ります♪ (2016年12月26日 9時) (レス) id: 6aadb72d51 (このIDを非表示/違反報告)
杏花莉 - 花鈴ちゃんの切ない気持ちがこっちにまで伝わってきました!番外編で上杉君と両想いになれたときはホッとしました!ちなみに私は上杉君推しです! (2016年8月3日 0時) (レス) id: 154f442b08 (このIDを非表示/違反報告)
なー - とても面白かったです!これからも頑張って下さい!絶対見ます(*^^*ゞ (2016年6月21日 21時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)
エイミー(プロフ) - えいみさん、ありがとうございます☆KZ、面白いですよね♪私は俄然、上杉くん押しです(笑)これからよろしくお願いします! (2015年12月30日 13時) (レス) id: c472ba4c17 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エイミー x他1人 | 作成日時:2015年12月7日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。