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11,人使いの荒さ ページ14





「では、時間軸にそって確認します。」



OK。



「間違いがあれば、言って下さい。


上杉君は、強化合宿の講座で出会った
石代支部の北原美麗から、
数学を教えて欲しいと言われた。

それで、教えたところ、KZ内で噂になる。

その為、北原美麗を避けるようになった。」


「ブーっ、不正解。」



うん、違うよね。



「KZが東京へ帰る前日、懇親パーティーの後で
研究所に来て欲しいと美麗から言われ、

パーティー後に研究所へ出掛けた。」



和典は、ムッと顔をしかめる。



「出掛けてない。その話は断った。」



アーヤ達は、皆首を傾げた。



「美麗からは、パーティーの後で会いたい、

そう言われただけだ。


場所なんて、話に出てねぇ。」



ふぅん。



「どうして断ったの?」



和典は少し考えて答える。



「付き合ってもない女と、
夜に二人きりは反則だろ。」



貴和が尻上がりの口笛を吹き、

若武がニヤニヤし、

和彦はちょっと赤くなる。

クールビューティの翼は、反応なし。



「それ、誰か知ってる?」


「いねーな。」



アリバイは、無い。



「翌日、上杉君は、KZメンバーと共に帰り、

北原美麗に何があったかは、
東条渚が秀明に現れるまで知らなかった。」


「正解。」



ニヤリと怪しげに微笑む和典。


そして、チラリとこちらに視線を投げる。



「花鈴、顔真っ青。

酔ったか?」



隣から、顔を覗き込まれる。


鋭い瞳に、優しい光が瞬いていた。



「ん……。」


「寝とけ。」



ポンッと私の頭を叩き、
和典が目を逸らす。



「おやすみ。」





もー反則。レッドカードだよ………。



12,アーヤの励まし→←10,質問責め



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エイミー - 杏花莉さん» 「消えた美少女は知っている」にアクセスが許可できません・・・ということなので、ログインしていないものから返信させて頂きます・・・。伝わりましたか!良かったです♪私も上杉くん大好きです!コメントありがとうございました! (2016年12月26日 9時) (レス) id: 6aadb72d51 (このIDを非表示/違反報告)
エイミー - なーさん» 「消えた美少女は知っている」にアクセスが許可できません・・・ということなので、ログインしていないものから返信させて頂きます・・・。ありがとうございます!頑張ります♪ (2016年12月26日 9時) (レス) id: 6aadb72d51 (このIDを非表示/違反報告)
杏花莉 - 花鈴ちゃんの切ない気持ちがこっちにまで伝わってきました!番外編で上杉君と両想いになれたときはホッとしました!ちなみに私は上杉君推しです! (2016年8月3日 0時) (レス) id: 154f442b08 (このIDを非表示/違反報告)
なー - とても面白かったです!これからも頑張って下さい!絶対見ます(*^^*ゞ (2016年6月21日 21時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)
エイミー(プロフ) - えいみさん、ありがとうございます☆KZ、面白いですよね♪私は俄然、上杉くん押しです(笑)これからよろしくお願いします! (2015年12月30日 13時) (レス) id: c472ba4c17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エイミー x他1人 | 作成日時:2015年12月7日 22時

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