第36話〜真実2〜 ページ38
A「アタシが、その一族の子だって信じられてた頃には、可愛がられて、その時の親も優しくって、みんながアタシを見る目も優しくって・・・。なのに、アタシが一族の子じゃないって気がついたとたんに、目が変わって・・・アタシは人じゃないのかってだれかに問いたいくらい、散々な扱いをうけて。みんなの目がアタシに叫んでた。『アタシは消えたほうがいい存在』なんだって。そりゃそうだよね。アタシと実の子が間違えられなければ、死んでいたのはアタシのほうだったんだもん。アタシが死ぬべき運命だったんだもん。」
アタシの声は震えてた。
俯いて、必死に声を言葉を出していた。
カカシ「もういい。十分に分かったから。」
A「だって、全部話さないとナルト君は理解して・・・くれない。」
カカシ「いいから。過去の傷をえぐってしまって、悪かったね。」
A「過去の傷じゃない・・・一生癒えない。一生忘れられない。あの時の切なさとみんなの目はアタシの頭に刻みついてる、消えないんだよ。」
あの時の目は忘れられなくて
それに怯えていたアタシ自身の当時の感情も忘れられなくて
いまも心のどこかでその過去に怯えて、
悲しくなって、その悲しさを抑えようと必死になってるアタシがいる。
サクラ「もういいよ・・・。」
ナルト「良くない。それだけじゃ暁に入った理由が分からないってばよ。」
A「いいよ。話すから。」
サクラ「A・・・。」
A「それで、散々な扱いを受けているアタシの所にマダラさんが来て、すべてを話してくれてアタシを冷たい世界から解き放ってくれた。なんの存在意義も見つからないで、一人でただ泣いて怯えて・・・そんな毎日から解き放ってくれた。その時から決意した『マダラさんの為に生きよう』って。でも、その時から感じていたと思う。マダラさんが欲しいのは『アタシ』じゃなくて、『アタシの力』だって。」
ナルト「・・・」
A「それからアタシは、マダラさんの言うとおりに動いた。2年、3年かな?木ノ葉の里にアタシが来たのは、潜入任務だった。目的はナルト君の『九尾』」
サクラ「え・・・。」
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アシュラ(プロフ) - 柊さん» ありがとうございます、こんな駄作で……ほんとありがとうございます!頑張ります! (2014年1月3日 0時) (レス) id: 3640699cc1 (このIDを非表示/違反報告)
アシュラ(プロフ) - みぃみさん» ありがとうございます! (2014年1月3日 0時) (レス) id: 3640699cc1 (このIDを非表示/違反報告)
アシュラ(プロフ) - マナカさん» ありがとうございます、頑張ります! (2014年1月3日 0時) (レス) id: 3640699cc1 (このIDを非表示/違反報告)
アシュラ(プロフ) - amuさん» ありがとうございます! (2014年1月3日 0時) (レス) id: 3640699cc1 (このIDを非表示/違反報告)
アシュラ(プロフ) - 未来さん» すごい遅くなりましたが(頑張って書いてます (2014年1月3日 0時) (レス) id: 3640699cc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アシュラ | 作成日時:2012年7月13日 15時