うちはの復讐者、恋をする。〜弐〜

第28話〜もう嫌だ〜 ページ29

A「痛く･･･ない？」


目をあけたとき、アタシの身体はカラスによって持ち上げられていた。


A「なんで･･･！？放してよ！！邪魔しないで！！」


なんで、いつもいつも助けられるの！？
全然嬉しくない！むしろ嫌だ！ウザイ！！


イタチ「何をしてたんだA。」


A「イタチさんですか･･･！？このカラス呼んだの。」


イタチ「ああ。」


A「なんで呼んだんですか！？アタシっ･･･アタシ、死にたかったのに！！」


イタチ「・・・！？」


鬼鮫「探しましたよ･･･。」


A「もう一回、飛び降ります。今度は邪魔しないでください。」


鬼鮫「え？」


A「邪魔しないで下さい！口寄せの術･･･！」


イタチ「･･･。」


A「痛いッ･･･何するんですか！イタチさん･･･っ放してください！」


イタチ「放さない。」


A「放せ！放せって言ってるんだよ！！アンタにアタシの気持ちわからないだろ！？最低だな…！周りから見たら馬鹿かもしれねーよ！でも･･･でも！もう生きていたくない！！」


イタチ「･･･お前は、逃げたいだけだろう？」


A「別に！違う･･･！！」


イタチ「お前がおかしてしまった間違えを自分で悔やみ、それから逃げる一つの方法が死ぬこと。違うか？」


A「違う！･･･アタシは、逃げたいわけじゃない！」


鬼鮫「なにがあったのか知りませんが、とりあえず落ち着きませんか？」


A「放してくれないなら･･･いい。」


アタシはクナイを取り出して自分の首に当てた。

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