うちはの復讐者、恋をする。～弐～ (ページ14)

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第12話～告げる～ページ14

トントン

A「イタチさん、いますか？Aです。」

イタチ「入っていいぞ。」

A「あ、はい…。」

イタチ「何のようだ？」

すべてを･･･はなそう･･･。
サスケと血がつながっているなら
イタチとだって血がつながってる･･･。

それに、サスケとのことも･･･

A「･･･あの、サスケ･･･いや、サスケ君の事について･･･」

イタチ「･･･！」

A「あの･･･サスケ君は、イタチさんに復讐したいんですよね･･･？」

イタチ「･･･ああ。」

A「アタシが、イタチさん･鬼鮫さんと組むことになったのは、サスケ君に会うため･･･です。」

イタチ「どういうことだ？」

A「2年半前、アタシは九尾･ナルト君を狩るために木ノ葉に潜入しました。その時に、サスケ君と一緒に･･･行動していました。
サスケ君は、アタシの事を･･･好きだと言ってくれました。
アタシも、サスケ君の事が好きでした･･･だけど。」

そこまで言うと、急に涙が止まらなくなった。
1粒、また1粒と涙が零れてくる。
アタシは話せなくなった。

イタチ「まぁいい、落ち着いてから話せ。」

A「うっうぅ･･･」

10分くらいたった。
イタチはまだ待ってくれてる。
アタシも落ち着いてきた。

A「ごめんなさい･･･さっきの続きから、話します。
アタシは任務の事も忘れて、本気でサスケ君を好きになってしまった。
だけど、サスケ君に『好きだ』といわれ、任務の事を思い出したアタシは、断ったんです･･･。その後、任務の事を話しました。でも･･･アタシは、里を去りました。サスケ君には、手紙だけ渡して。」

イタチ「それで？」

A「だから･･･サスケ君にまた会いたくて･･･イタチさんと鬼鮫さんと･･･」

イタチ「･･･そうか。」

また涙が出てきた･･･
自分ですべてを話すことが、こんなにつらいなんて･･･
でも、まだ言わなきゃいけないことがある･･･！

A「それから、アタシは『うちは一族』です･･･
アタシの本名は『うちはA』です･･･。」

イタチ「！？」

A「そして･･･イタチさんとサスケ君と･･･お父さんが、同じ･･･です。」