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ちょっとどころじゃない ページ34

ミャーツム明後日ユニバ行こうや!!!



『「………。」』


お互いLINEを開くと、バレー部の2年グルに侑くんからメッセージが送られていた。

いや、さっき北さんに特に双子って言われてたやん…。



『侑くん元気だね…。』


「いやほんとに。化け物だよ。」


『り、倫太郎くんも中々の化け物だよ〜体幹良すぎるの試合見て改めて思った!』


「えっ、」


ぽっと倫太郎くんの頬が赤く染まる。

すると通知音が連続で鳴った。



ミャーサムみんな予定あいとる?


銀島 結俺ないで



『わ、私もない…』


「俺も、」


私も無いよ、と打つ前にまた通知音。



スナリン俺とAも空いてるよ



『はひっ!?』


「Aって偶にすごい声出すよね。」


『お、お恥ずかしい…』


確かに普通の女子はあんな意味不明な言葉出さないよね…。
つくづく自分はウブなのかと痛感してしまう。(関係ない)



ミャーツムほな7時に尼崎駅な!!



『えっ、めっちゃ早くない…?ユニバってそんな朝早くから行くものなの…?』


「あれ、Aもしかして行ったことない感じ?」


『小6の頃、友達に誘われて行った位かなぁ。』


「そーなんだ。にしても侑がユニバ行きたがるのって何か珍しいなぁ。」


『確かに、バレー一筋って感じなのに…たまには高校生らしく遊びたいんだろうね。』



侑くんもやっぱ高校生だなぁ、可愛いなぁ。

そんなことを思ってふふっと口を緩ませてると、倫太郎くんに頬をつねられる。いたたっ




「侑のこと考えてたでしょ。」


『えっ!?』


「Aってホントわかりやすい。」




じっと私を見つめるその目は、いつもと少し雰囲気が違った。


キリッとした瞳にはどこか色っぽさがあって目を逸らしてはいけないと感じる。


そして彼の人差し指がそっと私の唇に触れた。




「…さすがに嫉妬しちゃうな。」


『りんたろ、く…!?』



段々顔が近くなり、思わず目をつぶる。

流石にこれはマズい。



『倫太郎くん、あのっ』


「なーんてね。」


ぱっと目を開けると、悪戯が成功したかのような顔で笑う彼。



「Aってやっぱり面白い。」


『え、えっと…ッ、』


「ちょっとはドキドキした?」


フフッと笑って倫太郎くんは私の頭をポンポンと撫でた。




(ちょっとどころじゃないよ…ッ、)


頬だけじゃなくて、全身がとても熱かった。

30分前の一時→←ぎこちない



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麻呂ましゅ(プロフ) - 宮侑イケメン過ぎて今度は侑の小説見たくなっちゃったー( ߹꒳​߹ ) (11月15日 7時) (レス) @page47 id: e05060289a (このIDを非表示/違反報告)
なっちち(プロフ) - 久々にキュンキュンきました(*´ω`*) (2021年2月7日 4時) (レス) id: 5d60cec675 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 気づいたらニマニマしてました……とても良い作品ですね(*´ `) (2020年5月18日 22時) (レス) id: 5054bb840e (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - 可愛すぎるってぇぇぇぇ!やばい!讀みながらひとりで騒いでたわ (2020年4月12日 16時) (レス) id: 767cede04a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 更新お疲れ様です!続きがすごく楽しみです!!応援してます!! (2020年4月7日 1時) (レス) id: f894f75d5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にろ | 作成日時:2020年3月11日 10時

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