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D.S
逃げ出して数日が経った。僕らは、輝石の国の端の方まで来ていた。
この数日は、本当に楽しかった。三人で色んな物を食べて、色んなところに行って。見つからないように変装して、服も何度か変えて。
お金が足りなくなったら、裏路地にいる奴らから奪った。僕を振り返ったエースが「いるって言っただろ？」とサバイバルナイフをチラつかせて笑った。
あぁそう言えば、マジカルペンを持って来るのを忘れたことをその時に思い出した。……まぁ、今となってはどうでも良いことだが。
三人でいれば怖いものなんてなくて、どこへだって行けて。僕たちはただ進んだ。暑さで滲む汗も、どこかに落としてしまったゲーム機も。何もかも、どうでも良かった。……筈、だったんだ。
「RSAの……ネージュのような人なら、こんな僕たちでも、救ってくれるのだろうか」
地面を見つめ、ぽつりと呟く。もう陽は落ちかけていて、辺りはオレンジ色に染まっていた。
その光景が綺麗で、思わず口から溢れてしまった弱音。服はもうぼろぼろで、ずっと汗だくで。シェーンハイト先輩に見られたら、怒鳴られそうなほどの見窄らしい格好。
隣を歩くエースがちらりと僕を見て、眉を顰めてぶっきらぼうに言った。
「何それ。そんな理想、さっさと捨てれば？現実見ろよ、この状態の俺たちを誰か助けてくれた？ちょっとでも声かけてくれた？」
「……それは」
『そういうもんだよ、人って。いやなことには突っ込みたくないんだ。……現に、俺がアイツに嫌味言われてたのに気付いてたクラスメートも、何も言わなかった』
皆、自分を守りたいんだよ。関わってないから、自分は何も悪くない。きっと皆、そう思ってるんだ。
そう言って、監督生は力なく笑った。
その日は、近くの公園で野宿のようなものをした。草むらの中で三人で固まって横になる。どこからか聞こえてくる海の音が、擦れる葉の音が。僕の思考をゆっくりと奪った。
「……っ、おい起きろ……おい！」
「……なん、だエース……」
不意に、エースの焦った声が聞こえた。身体を乱雑に揺らされ、否応なく目が覚める。隣では、監督生も同じように起こされていた。
同じように首を傾げる僕らに、静かにするように指示してエースが小声で告げる。
「警察、さっき公園の入り口らへんに何人かいた。……バレてはねぇだろうけど、この近くにいるのは知られてると思う」
「なん、で」
「知らねぇよ。……逃げるぞ」
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莉音 - リクエストよろしくお願いします！！ オクタでMafiaをマフィアっぽくやっていただけると嬉しいです。お願いします！！ (8月15日 15時) (
レス) @page4 id: d629310a98 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - リクエストいいですか？イグニハイド寮で、プロセカをプレイしてほしいですね！ (2023年5月2日 1時) (レス) id: 4d3d2a834d (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - レオナさんが贖罪をｯｯｯｯちょっと発狂しながら踊り狂ってきます(((( (2023年2月27日 23時) (レス) @page31 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
Ray - ロ/メ/オなんでイデアとシルバーなんだ？と一瞬考えたけどそういう事か！つまり声y((殴 (2022年8月16日 2時) (レス) id: aecf2fd8ab (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - キャラは思いつかないので主さんが決めてください！ (2022年5月8日 11時) (レス) @page4 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年10月24日 17時
