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R.R
その日も、本当にいつも通りの日だった。お母さまからお見舞いの品を渡されて、それを持って森に向かう。
森の中はいつものように、耳に痛いほどの静寂。私が葉っぱをかき分ける音と、道の小枝を踏む音がこだまして聞こえるほど。
ふと、息遣いが聞こえた。狼さんだろうかと後ろを振り返って、後悔した。
木々の隙間から見えた、血走った赤い目。……狼さんじゃ、ない。
「っ、逃げなきゃ……！」
そう、踵を返した瞬間。後ろでその獣が動いた気配がした。
一瞬のうちに、私の身体が地面に投げ出される。慌てて立ち上がろうとすれば、上から強い力で肩を押さえつけられた。
私に上から覆い被さって、獣は唇をぺろりと舐めた。口の端から溢れる唾が、私の顔に落ちる。……食べられる。
途端、どうしようもないほどの恐怖が襲ってきてじわりと涙が滲む。いや……っ、死にたくない。
「っ、助けて……！」
思わず、そう言っていた。
どこかで「グルルゥ」と唸り声がして、感じていた重みが消える。……否、吹っ飛んだと言った方が正しいかもしれない。
吹っ飛んだ獣に猛スピードで向かっていくのは、緑色の毛並みをした狼。……助けに、きてくれた。
二匹は、私から少し離れたところで唸り声を上げながら取っ組み合う。やがて数分もすれば、狼さんに軍配が上がったようだった。
きゃいん、と声をあげて獣が森の奥へ帰っていく。そこに残ったのは、私と血だらけの狼さんだけだった。
「……大丈夫、だった？」
何を言えば良いんだろうと悩んでいる間に、狼さんから声をかけられる。いつの間にか人型に戻っていた狼さんの目が、優しく私を見つめていた。
所々に見える痛々しい傷跡に胸が痛くなる。それと同時に、やっと会えたという嬉しさが胸に溢れていた。
「大丈夫、です。……えっと」
ありがとうございました。そう言おうとした瞬間、狼さんが膝から崩れ落ちる。
戸惑いに見開かれた狼さんの目。一体何が、と把握する前に。ぐいと強く腕を引かれた。
後ろを振り返ると、村の男の人たちが数人。狼さんを睨むようにして立っていた。……その手には、大きな弓矢。
地面にゆっくりと倒れる狼さんの胸には、一本の矢が突き刺さっていて。じわりと、血が溢れていく。
「狼さんっ！」
叫んで伸ばした手は、届くことがなく。私は、村の人たちに引き戻される。
苦しそうに息をする狼さんを、村の人たちは険しい目で見つめる。
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莉音 - リクエストよろしくお願いします！！ オクタでMafiaをマフィアっぽくやっていただけると嬉しいです。お願いします！！ (8月15日 15時) (
レス) @page4 id: d629310a98 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - リクエストいいですか？イグニハイド寮で、プロセカをプレイしてほしいですね！ (2023年5月2日 1時) (レス) id: 4d3d2a834d (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - レオナさんが贖罪をｯｯｯｯちょっと発狂しながら踊り狂ってきます(((( (2023年2月27日 23時) (レス) @page31 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
Ray - ロ/メ/オなんでイデアとシルバーなんだ？と一瞬考えたけどそういう事か！つまり声y((殴 (2022年8月16日 2時) (レス) id: aecf2fd8ab (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - キャラは思いつかないので主さんが決めてください！ (2022年5月8日 11時) (レス) @page4 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年10月24日 17時
