大きなお屋敷 ページ45
サ「ところで今の現象は何なんだ?イリーナの涙のお陰でグレープが復活したように見えたが…」
イリ「うーん…自分でもどうしてこんな力が使えるかわからないから説明出来ないな…ホント…私って何なんだろう…?」
イリーナは悲しそうにうなだれ、顔を覆ってしまった
イ「イリーナ…」
するとそこで考え込んでいたワインが口を開いた
ワ「…真の理由がどうであれ、その力が我輩達にとって有力なものであることに変わりはあるまい。あくまで我輩の考えなんだが、さっきの姿も今見せたグレープを復活させた涙も、全てイリーナの希望のソウルの力なのではないか?まぁ、それについて何一つ覚えていないと言うのが少々気がかりだが…とにかく今はそれについて考える場所と時間が必要だ。皆ももう度重なる戦闘に疲れているのではないか?」
そう言ってワインは人差し指で空を指した
もう既に空は暗く夜になろうとしていた
ハ「あー、もうこんな時間なのか…」
ラ「長い1日だったね。」
エ「呑気なこと言ってる場合か!こんな森の奥のどこに家がある!このままでは全員揃ってこの寒空の中野宿だぞ!」
全「「!」」
エッジの一喝で全員が今自分たちの置かれている環境に気がついた
そう
どう考えても周りに家はなく、町からはだいぶ離れてしまっている
このままではみんなで仲良く野宿である
パ「にぇ〜…もう町からも俺様達の家からもだいぶ離れてるから戻るのは難しいぞ?」
べ「むぇー!どうするんだ!?」
ド「ボ、僕は慣れてるけどロードに野宿なんてさせられないよ…」
全「「うーん…」」
全員が腕を組んで悩み混んでいた時だった
ふとマネーが思い出したように目を開けた
マネ「あ、あったわ。」
マ「何がだ?」
マネ「ここにいる全員があったかい布団に入ってミーティングもひらけそうな場所。」
イリ「ほ、ホント!?」
マネ「あぁ。全員オレについてきな。」
グ「ふむ役立たずかと思っていたがたまにはいいことするな。見直したぞ」
マネ「オレってそんなにお前の中で評価低かったの?」
こうしてイリーナ達はマネーの言う場所に行くため後をついて行った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
パ・べ「うわぁ…!」
サ「こいつはたまげたなぁ…」
ハ「おいおい…スノーディンにこんなトコがあるなんてきいてねぇぞ?」
イリーナ達がたどり着いたのはおとぎ話で見るような大きなお屋敷だった
見ただけで部屋がいくつもあることがわかり、見た感じそこまで古いものではないようだった
55人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴(プロフ) - 面白いですね=)どうでもいいけどイリーナって聞くと…どうしてもビッチ先生の幼少期の頃の姿と重なる…w (2019年6月20日 19時) (レス) id: 83fb9e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - レイラさん» コメントありがとうございます!さぁどうでしょう?そこはストーリーを見てからのお楽しみということで! (2018年6月19日 22時) (レス) id: 92a13e267b (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 〈続き〉メイリンと小夜ちゃんは戦闘シーンがカッコイイので(#^.^#)続きが楽しみですー!応援してますよ!! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 《絶望のソウル》が目を覚ますってことはイリーナちゃん!!闇落ちしちゃうってことですか!!?闇落ちしたイリーナちゃんはかっこいい姿をイメージしてしまいます!アニメキャラにたとえるなら黒執事のメイリンやblood-cの小夜ちゃんみたいな感じでしょうか!? (2018年6月19日 21時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - ベルフェゴールさん» アンケートご協力ありがとうございました!なるほど、ヘルプは敵にもってこいですね! (2018年6月19日 17時) (レス) id: 92a13e267b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ