希望のソウルに惹き寄せられて

合流 ページ19

ラ「ま、まぁな。僕にかかればこの程度当然のことさ。ミャッハッハ！」

ラズベリーはそう言うと気取って高笑いした

グ「フン。お前ひとりでやったわけじゃないだろうが。俺様がいてこその戦果だ。」

ラ「何を言うかと思えば…そんなこと言ったて僕より先にイリーナを助けられなかったじゃないか。」

グ「グ…」

ラズベリーに図星を突かれ、グレープはしぶしぶ押し黙った

イリ「まぁまぁ！とりあえずバグは一掃できたんだからいいじゃない！あ、そうだ！二人ともかがんで！」

ラ・グ「「？」」

イリ「はい！頑張ってくれてありがとう！」

ラ・グ」「「！？」」

イリーナは二人をかがませると頭を優しくなで始めた

ラ(な、な、なんでよりによってこんなことするわけ！？あぁ…駄犬共じゃないのにあらがえない！あとかわいい！)

グ(こいつ、なんて撫でテクだ！悔しいが気持ち良すぎる！あと可愛すぎか！嫁に来い！)

そんなことをしている時だった
何やら奥から騒がしい音がしてどんどん近づいてくる

イリ「な、何！？」

ラ「またあいつらか…」

グ「俺様の後ろにいろ。」

ラ「ちょっと出しゃばんないでよ…」

三人は戦闘を覚悟して身構えた
しかしその存在を見た瞬間拍子抜けしてしまった

サ・ハ・イ「「マスタードォォォォ！」」

ド「チョ、待ってよ三人とも…」

コ「…ハァ…ハァ…」

パ「大丈夫か？二人とも。」

ラ・グ「「…はぁ？」」

やって来たのは先ほど逸れたサンズたちだった

イリ「サンズ！皆！」

サ「お、無事だったかイリーナ！」

ハ「フィー…あいつに何かされたんじゃないかって骨をがたがた言わしちまったぜ。骨だけに。」

パ「ニェー！なんかよくわからないが見つかってよかったぞ！」

イ「ところであいつは？」

イリ「えっと、向こうでエッジと話してくるって…」

イ「ありがとう。よし、二人とも行こうか。ここで待ってね。」

サ・ハ「「おう。」」

三人は口元だけの笑みを浮かべてイリーナが指した方向へ走っていった

イリ「どうしたんだろう？まぁ、いっか！」

ラ「駄犬！どこほっつき歩いてた！僕を置いてくなんて良い度胸じゃないか…」

ド「ひぃぃぃ…ごめんよロード…」

グ「まぁとにかくこいつの連れも見つかったことだ。俺様は愚兄を探しに行きたいが…」

イリ「そう？でもインクたちはここにいろって…」

グ「しったことか。」

そう言うとグレープはすたすたと森の奥に姿を消した

一緒に→←一薙ぎ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す