一薙ぎ ページ18
ラ(どうやったらほかの奴らより親しくなれるかな…)
ラズベリーが考え込んでいると突然イリーナの悲鳴が耳に飛び込んだ
イリ「キャッ!」
ラ「どうした!」
グ「あれが来たのだ!厄介にも取り囲むようにしてな…」
見ると周囲を取り囲み逃がすまいと言いたげにバグがラズベリーたちを取り囲んでいた
ラ「いつの間に!」
イリ「ラズ…グレープ…」
イリーナの泣きそうな声に気づいて二人が後ろを振り向くと、今にも泣きそうなイリーナが自分たちの服の裾を握ってがくがくと震えていた
グ「安心しろイリーナ…崇高なるサンズ様の手にかかればこんな奴らすぐに抹殺してやる。」
グレープはガスターブラスターを模した大きな鎌を召還すると、高々と天に掲げた
ラ「ちょっと、出しゃばらないでくれる?君なんかいなくたってこいつらやるのなんて僕一人で十分さ。」
そう言って負けじとラズベリーも自分の大鎌を出した
グ「いいだろう、ならばどちらが多く狩れるか勝負と行こうか。」
ラ「別にいいけど、負けて泣いても知らないよ。」
その言葉を最後に、二人は一斉に駆け出してバグを狩り始めた
大鎌を振るたびにバグは煙のように消えていく
小さい体つきにもかかわらず二人は疲れる様子もなく容赦なく鎌をふるう
そんな様子にイリーナは見とれていた
イリ「すごい…二人ともとっても強いんだなぁ…っ!きゃぁぁぁぁ!」
ラ・グ「「イリーナ!?」」
悲鳴にきづいて二人が後ろを振り向くとバグによってイリーナが締め付けられていた
グググと触手のような何かが食い込むたびにイリーナは苦し気に声を漏らす
イリ「ガッ…アッ…!」
グ「クッソ!敵を倒すことに集中しすぎたか!っておい!ラズベリー!」
グレープが気付いた時にはものすごい勢いでイリーナのもとに駆け寄り、バグを切り裂いていた
ラズベリーはイリーナを抱き寄せると鎌をいったんおいて抱きなおした
ラ「大丈夫か?」
イリ「ぅ、うん…!ありがとう…」
ラ「ごめん…敵を倒すことに集中しすぎた…」
イリ「いいんだよ、こうして助けてくれたんだもの…とってもかっこよかったよ!ラズ!」
ラ「っ〜〜〜!」
ラ(あぁもう!そういうことへいぜん言うから…照れちゃうじゃないか…)
イリーナにそう言われ、ラズベリーはこれでもかというほど顔を真っ赤に染め上げた
グ「いつの間にかあいつら消え去ったな…」
イリ「きっとラズに驚いて逃げてったんだよ!やっぱりラズはすごいや!」
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鈴(プロフ) - 面白いですね=)どうでもいいけどイリーナって聞くと…どうしてもビッチ先生の幼少期の頃の姿と重なる…w (2019年6月20日 19時) (レス) id: 83fb9e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - レイラさん» コメントありがとうございます!さぁどうでしょう?そこはストーリーを見てからのお楽しみということで! (2018年6月19日 22時) (レス) id: 92a13e267b (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 〈続き〉メイリンと小夜ちゃんは戦闘シーンがカッコイイので(#^.^#)続きが楽しみですー!応援してますよ!! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 《絶望のソウル》が目を覚ますってことはイリーナちゃん!!闇落ちしちゃうってことですか!!?闇落ちしたイリーナちゃんはかっこいい姿をイメージしてしまいます!アニメキャラにたとえるなら黒執事のメイリンやblood-cの小夜ちゃんみたいな感じでしょうか!? (2018年6月19日 21時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - ベルフェゴールさん» アンケートご協力ありがとうございました!なるほど、ヘルプは敵にもってこいですね! (2018年6月19日 17時) (レス) id: 92a13e267b (このIDを非表示/違反報告)
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