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夏目side
『さっきの、聞いてたでしょ』
涙目のまま、キッと睨んでくるA
残念ながら、全く怖くない
「なんのことかナ？」
『ごまかさないで』
「‥‥うン、聞いてたヨ」
気付いていたみたいだし、嘘をつくのをやめた
『やっぱり‥‥』
突然、顔を覆ったA
「どうしたノ？」
『いや、その‥‥さっき変なこと言ってたから、聞かれたの嫌だなって‥‥』
「�犹笋癲�夏目には‥‥その‥‥�瓩辰討笋弔里灰函�」
『ちょっ、ばか！真似するな！ああもうやだ恥ずかしいここから消えたい‥‥』
いっそ屋上から‥‥なんて怖いことを言い出すA
「待っテ、それはダメだヨ」
『なんでよ。夏目に私を止める理由なんてないでしょ』
「あるヨ、あるから言ってるんだヨ」
『っ‥‥だって、私がいなくなれば宙くんとくっつけるんだから良いことしかないじゃん！』
「‥‥それ、本気で言ってるの？」
『な、夏目‥‥？』
ボクは少しだけ、Aを睨みつけた
「そんな事されたラ、困るんだけド」
『べ、別に夏目は困らないでしょ。宙くんと思う存分べたべたできるし』
「Aがいなくなったラ、レッスンはどうするノ？全ユニットが困るヨ」
『来年からはプロデュース科が本格的に設置されるから、少しの間、プロデューサーがいなくても大丈夫だよ』
「いヤ、困るヨ」
『別に困らないって。だって、私が来るまでプロデューサーがいない生活だったんだよ？それでうまく回ってたんだからいなくても大じょ』
「だかラ！‥‥てバ」
『え？なんて言った？』
「‥‥‥Aがいなくなったら、ボクが困るんだってば」
『‥‥は？』
ぽかん、としているA
いつの間にか涙目だったのも戻っていた
「素直じゃないシ、土日は必ずボクの家に遊びに来るシ、ソラのこと大好きだシ、乙女ゲームやってるくせにキュンとするシチュエーションに弱いシ、正直訳のわからない幼馴染みだけド！」
『地味に傷付く』
「でモ、いないと困るんだヨ。ボクの日常にハ、Aがいるのが当たり前になってるノ。だからいてくれないと困ル」
‥‥あ、ボクの気持ちがバレたかもしれない
でも、良いや
むしろ早く気付いてほしいし
なんて思ってたこの時のボクを殴りたい
『‥‥つまり、どういうこと？』
幼馴染みが、鈍感を拗らせすぎていた
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月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
