１０ページ目 ページ12
夏目side
ドンッと人にぶつかる
「逆先くん、ちゃんと前を見て歩きなさい」
「‥‥すみません」
椚先生が去った後、ボクは大きなため息をついた
�狠茲�んとの恋、応援してるからね！��
「どこをどう捉えテ、そんな大間違いをしたのかナ‥‥」
子猫ちゃんの言葉のせいで、昨日も眠れなかった
・
教室の扉の前で、止まる
この扉を開けたら、すぐに子猫ちゃんの席に行って誤解を解こう
「‥‥よし」
気合いを入れて開けると
「あっ夏目！夏目は男の子が好きだったの？！」
ガラッ
ボクは即座に扉を閉めた
・
「こうなったラ、呼び出すしかないカ」
ボクは、授業中は学院を放浪して昼休みまで待った
ガーデンテラスの隅の方に席を取り、携帯で子猫ちゃんの電話番号を探す
掛けると、すぐに繋がった
「もしもシ」
『あっ、夏目！どう？良い感じに進んで』
「今すグ、ガーデンテラスに来テ。言いたいことがあるかラ」
『分かった、待ってて！』
通話が切れた携帯を見ながら、ボクはどうやって誤解を解くか考えていた
・
『お待たせ、夏目！』
「あのサ、A。ボクがソラのことを好きっテ、学院中に言ったノ？」
『ううん、クラスだけだよ』
「‥‥Aはボクを怒らせたいのかナ？」
『ちっ、違うよ！宙くんと夏目の恋を邪魔しないでねっていう忠告を』
「ボクが好きな人ハ、ソラじゃなイ。ちなみニ、恋愛対象はちゃんと女の子だからネ？」
『えぇっ？！そんなはずない！』
「いヤ、ボク自身が言ってるんだから信じてヨ」
『天邪鬼キャラは、なかなか好きって認められないだけ！考えてみてよ、宙くんにドキドキしたこと、あるでしょ？』
「‥‥」
確かに、木に引っかかったり突然いなくなったりしてドキドキすることはあるけど、恋愛的な意味じゃない
『ほら、照れて言えないのが答えなの！だから認めなよ、好きって』
「いヤ、認めるもなにも好きじゃないシ」
『なんで？！宙くんのこと、あんなに可愛がってるのに好きじゃないの？！』
「好きじゃないヨ」
「ししょ〜、宙のこと嫌いなの‥‥？」
後ろを向くと、悲しそうな顔をしたソラがいた
「‥‥いヤ、ちゃんと好きだヨ、安心しテ？」
「ほんと？宙のこと、邪魔だって思ってない？」
「思ってないヨ」
あぁ、また誤解が重なって行く‥‥
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
