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デプスボム《Takuya side》 ページ23

豆しばかよ。という言葉を飲み込んで、近ずいてきた顔からそむけ答える。




江「…………なにが」

「ここ、ペアになって参加することが割と多いんだ。客観的に見ることで相手を返して自分を見つめることが出来るからね」

江「はあ…」

「君、どう考えても友達いるタイプに見えないし、作るタイプでもない」

江「いや友達くらいいるんですけど」

「それずっーーーと一緒いた子達だろ。だから新しい友達を作ろうなんて気はサラサラない。違う?」

江「……まあ」




俺には小学校の頃からずっと一緒にいた男友だちが3人いる。高校を卒業するまで同じだった、いわゆるイツメンというやつだ。




「うちのクラスは奇数だ。よって誰かがあまる。それが君だとしたら?最初っから浮きたくはないだろう?………な、私にしとけよ」

江「……それ、あんたがひとりになりたくないだけだろ」

「あ、バレた?いやぁバレちゃったかぁー」

江「はぁ………」

「でも、一目惚れしたってのはほんと。ほんとに君と友達になりたいと思ったんだよ」

江「……!…………はぁ…、分かったよ。友達になるかは置いといて、ペアにはなろう」

「ほんと!?やった!じゃあよろしく。………えっと、名前なんだっけ」

江「知らないで話しかけたのかよ……。俺は江口拓也。そっちは?」

「私は卯月千里。改めてよろしく拓也」

江「……とりあえずよろしく……卯月」

「えぇー、そこは千里って言うところだろ!」

江「いきなりファーストネームとか、どこの外国人だよ」

「えぇー?!普通じゃないの!?」

江「うるさい……周り睨んでる」

「やっべ………」




こうして、俺達は友達という名の運命共同体になった。

スティンガー《Takuya side》→←アメリカレモネード《Takuya side》



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りさ - ななき。さん» こちらこそ! (2019年2月5日 21時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - りささん» ありがとうございます!ではまた、これからもよろしくです! (2019年2月5日 21時) (レス) id: 6cf8ba9d16 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - ななき。さん» ぜひやりましょー!またお誘いします! (2019年2月5日 21時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - こちらにもコメントありがとうございます!とても励みになります!ぜひぜひ、やったことはないですが、時間が出来たらやってみたいと思ってます。またお誘いしてくださると嬉しいです! (2019年2月5日 20時) (レス) id: 6cf8ba9d16 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - お話読ませていただきましたー!続き楽しみに待ってます!機会があればリレー小説一緒にやりたいです! (2019年2月5日 20時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年2月4日 19時

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