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コンクラーヴェ《Takuya side》 ページ21

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「お、おかえり隣人」

江「………ただいま隣人」



真夜中の1時を過ぎて家に帰ると、マンションのロビーに千里の姿があった。




「またこんな時間まで杉田さんと飲み?よく飲むねぇ」

江「まあな。そっちは?」

「絶賛締め出され中」

江「………別れれば」

「そう簡単には行かないんだよねぇ、これが」

江「まあお前男見る目ないからなぁ」

「ひど、拓也に言われたくないなー。中学校の時はストーカーされて、高校ん時は二股されて、大学ん時はなんだっけ、金ズル?」

江「言い方!……別に推しに課金したと思えばいいだろ」

「リアルを2次元と同等にしてる所でもうダメだよね。思えば小学校の頃がピークだった………なんて言ってただろ?」

江「よく覚えてんな俺の話」

「こんな気が合う友達知らないからね。………お、やっとお許しでたみたい。じゃあおやすみ」

江「おやすみ」




千里は携帯をポケットに戻すと、手を振ってエレベーターの方に行った。


千里は俺と同じマンションに住む隣人だ。階は違うけど、たまたま同じマンションになった。

………なってしまった。千里が、彼氏と同棲することになったために。





少し昔の話をしよう。



ずっと一緒だった高校の友達と大学が離れて、改めて俺は友達を作るのが苦手なんだなと気づいた。

よく、『友達は作るもんじゃない。知らず知らずのうちに出来るものだ』……とか言うがそれは間違い。

最初は誰だって誰かが遠慮して、空気を読んで、合わせなければ何も始まらない。そして、こっちが動かないと出来るものも出来ないのだ。



だからといって俺は実行しようとは思わなかった。別にひとりが嫌いなわけじゃないし、合わせるのも、許し合うのも俺が苦手とするものだったから。

アメリカレモネード《Takuya side》→←カカオフィズ《Takuya side》



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りさ - ななき。さん» こちらこそ! (2019年2月5日 21時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - りささん» ありがとうございます!ではまた、これからもよろしくです! (2019年2月5日 21時) (レス) id: 6cf8ba9d16 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - ななき。さん» ぜひやりましょー!またお誘いします! (2019年2月5日 21時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - こちらにもコメントありがとうございます!とても励みになります!ぜひぜひ、やったことはないですが、時間が出来たらやってみたいと思ってます。またお誘いしてくださると嬉しいです! (2019年2月5日 20時) (レス) id: 6cf8ba9d16 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - お話読ませていただきましたー!続き楽しみに待ってます!機会があればリレー小説一緒にやりたいです! (2019年2月5日 20時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年2月4日 19時

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