【不機嫌なモノノケ庵】もう一人の奉公人は四神使い

十一ノ怪−法池−(参) ページ40

コ「でも物怪庵の主は例外だけどねェ。“物怪庵の主は”どんな法律違反も罪には問わないっていう最強の法律(ルール)で守られてるのよォ」




芦「法律に縛られず野放しなんて、安倍さん何でもやりたい放題じゃないですか！」




安「野放しって、俺は犬かッ！それに主(俺)にも一つだけ法律(ルール)はある！」




安「“立法から物怪庵の主へ直に下された法律は守ること”」




「法律(ルール)を破るとイツキは物怪庵主をクビにされかねないんだよ」




安「で、話を戻すが、立法からお前を“連れてこい”って法律(ルール)が下った」




安「だから、これから立法に会いにいもり池へ行く」




芦「え？池！？」




いもり池にいる立法に会いに道なき道を歩く




芦「遠ッ！！」




芦屋くんは急に叫んだ




芦「もう１時間は歩いてますよッ！まだ着かないんですか！！」




芦「ってか、さっきから道なき道をガンガン突き進んでますけど、分かって進んでます！？オレ達遭難してませんか！？迷ったなら正直に言って下さい！」




うるさい･･･




「芦屋くん、ごめん。ちょっと黙ってくれる？」




芦「すいません！！」




安「近道なんだよ！つーかお前がうるせぇから毛玉が起きたじゃねぇか！」




芦「うわっ、ごめん！」




安「それにもう目の前だ。いもり池は」




いもり池着いたら、ちょっと休憩させてもらおう




芦「ところで、立法さんってどんな妖怪なんですか？」




安「んあ？どんな？どんな奴っつーと･･･」




安「ヘビースモーカーて酒豪でバクチ好きの色魔･･･だな」




芦「隠世(ここ)の中枢、そんなぐらついた妖怪(ひと)が支えてるんですか」




そんな会話をしながらひたすら歩き続ける




安「着いたぞ」




草むらを抜けるとそこには広い池とその中央にぽつんと建物が建っている




安「久しぶり、立法」




立「！やっと来たか、イツキ」




立「それと新しい奉公人(バイト)くん。ようこそ、我がいもり池へ」




「私の事忘れないでよ、立法」




立「もちろん忘れてないよ、ナツキ。おや、お疲れかい？」




「うん。だから休憩させて」




立「いいよ。むしろずっといてくれ」




貴「やだ･･･」




3人の会話をＢＧＭに景色を眺める




そういや、月曜日に小テストあった気がする




確か数学だったかな




公式覚えるの苦手なんだよなぁ

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