関係は変わりません。 ページ2
｢どうだ？仕事は慣れてきたか？｣
｢そうですね…まぁ、前とやってることはそんなに変わらないので。量は増えましたけど。｣
｢それにしてもたった2年でお前がここまで階級を上げるとはな。｣
｢ははっ、私はずっと下で良かったんですけどね｣
先ほど突然やってきた降谷さん。
2年たってもその風貌は変わらない。
いや、むしろ歳を重ねてイケメンになったかも？
｢今日は何の用ですか？新しい情報ですか？｣
｢いや、そうじゃない。またお前携帯忘れただろ。｣
｢え？……あ、ほんとだ。｣
｢ったく、そういうとこは変わらないな。｣
またやらかしてしまった。充電器に差しっぱなしだ。これからはちゃんと夜に充電をしよう。
｢ってことは、降谷さんがここに来た理由は…｣
｢あぁそうだ。松田がまた今日集まろうって言ってるんだ｣
あれからの松田さんとの関係も好調で、毎年11月7日には萩原さんのお墓に2人で行っている。
松田さんといえば今もまだ捜査一課強行犯係にいるらしい。
それと、松田さんにはあの事件の後トリップの話をしようと思っていたけれど本人が
“俺はややこしい話は嫌いだ。助けてもらっただけで十分だ”
とか言うから結局話してはいない。
｢あー、すみません。今日は私無理です。｣
｢また仕事か？それなら俺が…｣
｢いや、今日は割ともう片付いてます。けど、今日は先約があって、すみません。｣
｢……じゃあしょうがないな。松田には言っておく。｣
がっかりした様子の降谷さんに申し訳なく思う。
けど、ほんとに今日は外せない用がある。
｢じゃあ今日は帰りは遅いのか？｣
｢いや、そんなに遅くはないと思います。｣
｢そうか。じゃあ待ってるな。｣
｢え？｣
｢今日はどうしても酒を飲みたい気分だ。帰ってきてからで良いから付き合ってくれ。｣
｢……珍しいですね。でも分かりました。なるべく急いで帰ります｣
降谷さんは相変わらず私の家にしょっちゅう来る。
もうそれは自分の家に帰ってないんじゃないかと思うくらいに……もう私の家、降谷さんの家って言っても良いんじゃない？
降谷さんと話し終わった私はデスクに戻って、ある人に会うために仕事をハイスピードでこなしていく。
それにしても、今日は酒を飲みたい気分だって……
なんかあったのかな？降谷さん。
けど、思いつく事件もない。
何しろ原作が始まるまでにはあと1年ある。
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります！「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか？ (2018年7月26日 17時) (
レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました！嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！！続編も頑張って下さい！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます！ (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐
| 作成日時：2017年3月30日 23時
