まじぴえん(白目) 3

第百十三話 ページ14

side宮侑






「…なんやあいつ、特に理由もないのにAさんにあんなことしとるんか」









角「最低…」









俺はこの音声を聞きイライラしていた



おそらくこの場にいる全員怒っているだろう









矢「こんなクソみたいな理由でAさんを傷つけて…絶対許さねえ」









及「まあまあ落ち着いてみんな」









京「っこんなの聞いて落ち着いてられるわけ」









及「…あの子を許せないのはみんな同じだから」









一瞬にして目からハイライト消したでこの人…



まあでもほんとのことやな









北「まあでもこれで証拠は一つ取れたな。他になにか証拠取れたって人おるか？」









黒「あ、これ澤村くんといたとき撮った動画なんだけど」









音駒の主将はそう言い机にスマホを置いた








みんなでスマホの画面を見る









谷(あ、これ…あのときの…)









動画では、工具室に入りなにか動画を持って外に出た花上の一連の動きがばっちり写っていた









夜「これなに持ってんだ？動画じゃわかんねえな…」









黒「…たしか、金槌とカッター」









清「！仁花ちゃんが教えてくれたのだね」









治「…カッターあいつが持ってたのよりデカいな」









「これで刺されたりしたら血ぃ止まんなそうやな…なんでこんなもん…」









俺は言ってる途中で気づいた






あいつ、次はこれでAさんに怪我させようとしとるんや…









俺はそう思いながら北さんを見た









北「…おまえも気づいたんやな」









黒「多分2人が考えてることは当たってる。…これ、前よりAが危なくなってる。下手したら、大怪我どころじゃ済まなくなるな」









角「てことは…Aさんを1人にしちゃいけないですね。…でも、練習試合の日は難しいな…」









清「…試合の日は、私たちが水瀬を1人にしないようにする。普通の練習のときは水瀬を体育館から出さない方がいいかも」









及「うん、それがいいね。Aがスポドリ作りに行く時は俺たちの中の誰かが一緒に行けばいいし」









「あ、でもあいつとAさんが同じ体育館内にいるときはどうすればええですか？」









孤「そのときは、できるだけあの子をAに近づけないようにすればいいとおも」









「おまえらここでなにしてるんだ？」

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