・愛しい君 【としside】 ページ17
．
り「じゃあまずは、今寝てるAの隣に行ってあげな。笑」
と「は！？いきなりハードル高すぎん？笑」
虫「そこまで行かないと、ほら、てつやに取られるよ。」
ｶｼｬｶｼｬと聞こえる音の方を見ると、てつやが
Aの寝顔を撮っていた。
と「おいお前撮るなよ！！！」
て「Aはまだ誰のものでもないからなぁ！！！俺が今のうちに撮ってやる！！！」
り「はいはいてつやくん回収〜〜〜。」
りょうに取り押さえられたてつやは不貞腐れたのか、ソファにボスっと座った。
と「俺これ絶対に寝るやつ」
り「まぁまぁ。はじめの第1歩」
と「第1歩デカすぎん？笑」
折角のAに近づけるチャンスを無駄にしたくない。俺はみんなに見られないように和室の扉を閉め、Aのもとへ向かった。
り「なんかあいつやる気まんまんじゃん笑」
て「戦犯したら許さないからなーお前！」
と「.....するかよ笑」
扉の向こうで聞こえる3人の声にAを起こさないよう返答をした。
「んっ.....」
小さな声を漏らしながら寝返りをうつA。
可愛いんだよな、もう。
そんな彼女の寝顔を改めてじっくり見てみると
どこか見た事のある顔だった。
.....が、俺は考えることをやめ、Aの隣にとりあえず寝転がる。
と「失礼しまー.....す…」
今日の疲れもあってか、寝転がって数分、俺は夢の中へと落ちていった。
．
．
ﾎﾟﾀｯ
寝てから何時間経っただろうか。
不意に、俺の頬に水が落ちてきた。
眠い目を擦りながら目を開けると、Aが涙を流しながら俺の顔を見ていた。
と「.....はっ？どうした？！ なんで泣いてるん？」
「ちょ.....っと.....いろいろ、あっ.....て」
と「店にいること思い出した？ 大丈夫。俺がいるから。」
「…っうん…」
なんとも柄に合わない臭い言葉を吐き出した俺。心の中で自虐して俺は立ち上がった。
と「飲み物取ってくるけど、何がいい？」
「.....ココアが、いいな.....っ」
と「わかった。」
和室の扉を開けるとそこには誰もいなかった。スマホを確認すると通知欄にりょうの名前が。
りょう飯食ってきまーす。Aととしみつの写真貼っとくよ笑笑
と「は！？」
指を下から上へと動かすと、そこには俺とAが一緒に寝ている写真が撮られていた。
と「あいつら帰ったら殺す」
俺は適当に返事を送り、Aが飲みたいと言っていたココアを作り始めた。
．
この後、何が起きるかも知らずに。
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air(プロフ) - もちろん！ずっと読みますよ！ (2018年5月13日 22時) (
レス) id: abd14a0bb6 (このIDを非表示/違反報告)
tokai_ryotoshi(プロフ) - airさん» そんなこと言ってもらえてとても嬉しいです！(;_;) これから頑張っていきますので、ぜひ読んで下さると嬉しいです。 (2018年5月13日 22時) (レス) id: cf7e2e0d02 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - このお話好きです！更新頑張ってください！(*＞∇＜)ﾉ (2018年5月13日 22時) (レス) id: abd14a0bb6 (このIDを非表示/違反報告)
tokai_ryotoshi(プロフ) - ぜひぜひ！お星様とコメントくれたら嬉しいです~~~！ (2018年5月6日 20時) (レス) id: cf7e2e0d02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらみつ 。 | 作成日時：2018年5月2日 18時
