ネーロ&インクの場合。(あったかもしれない物語にて登場予定) ページ17
「は〜いどうぞ〜、シュガーとミルクはお好みで〜」
(貴方はインクが引いてくれた椅子に座り、それからさほど間もなく、猫耳と尻尾を付けた、黒い少女が紅茶を貴方と、向かいに座るインクの前へ笑顔で置く)
『はぁいどうもー…』
(とインクの声がして、マフラーでその少女の頭を撫でた)
「…にゃふぅ……ってよく見たら常連さんじゃないですかぁ。今日もご主人様に絡まれちゃって、大変ですねぇ〜。ふふ」
(撫でられ心地良さそうにしていた少女は、紅茶を飲み出した貴方を見て少しきょとんとする。
…にしても、この少女は誰だろうか。新しい司書か何かだろうか。確かさっき言っていた¨ネーロ¨とは、1匹の飼い猫の名前だった気がするが)
『うっさいなぁ〜…常連さんは大事でしょ〜……媚び売る為にお茶に誘うくらいいいじゃんん…』
(不機嫌そうにインクは言えば、撫でていたマフラーの手は、今度は少女の額にでこぴんをし)
「にゃうぅっ、…いったーい。酷い〜ご主人様〜」
(額をさすさすとし、「何かご主人様に言ってやってくださいよ」なんて言いたげな顔で貴方を見た。
でこぴんした本人はマフラーの先端の、大きな手で器用にティーカップを持ち、ずず、と紅茶をすすっており)
「もう〜…お休みさせるとか口実作ってるけど、ほんとはただ一緒にお茶したかったんでしょ?なんだかんだこうしてお茶出来てて嬉しいんでしょご主人様?ねぇねぇそうでしょ?」
(未だ額をさすり、少女はなんだか意地悪げな笑顔をインクへ向け。
少し驚いた貴方も、紅茶を飲みながらインクを見た)
『はぁ〜〜、変な事言うなよぉバカ猫…。余計な事言わずもうおれの代わりにちょっと仕事変わっとけよー…』
(大きなため息をつき目を瞑れば、インクは紅茶を飲みつつも、しっしっ、と追い払うような仕草をマフラーでする。
結局少女の言葉が本当なのか真相は分からなそうで)
「はいはーい、了解しましたー♪どうぞお2人でティータイムを楽しんでてくださいなーっ」
(にこにこと少女は笑い、1度頭を下げれば、背を向けてはすたたっと姿を消す)
『……だって常連さん来なくなったらぁ…おれ寂しいしぃ〜…ちょっとくらい、ほんのちょっとだけ、特別扱いするのくらいいいでしょお……。だから来なくなったりとか、そういうのはぁ〜…あんまり、しないでほしい、なぁ〜〜……な、なぁんて…へへ……』
(視線をそっと横に移し、おずおずとインクはそう言い出す。
貴方はきょとんとするもくすっと笑えば、また紅茶を口に含んだ)
『』の子(茶目さん)の場合。(裏方達による裏話)→←インクの場合。(あったかもしれない物語にて登場予定)
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緑 - 狼牙こはくさん» いえいえ〜、誤解とけたみたいでよかった、わざわざコメントありがとうございました (2020年5月26日 19時) (レス) id: 415ef305ab (このIDを非表示/違反報告)
狼牙こはく(プロフ) - 緑さん» あぁ、そういうことでしたのですね。勘違いしてしまい申し訳ございません。 (2020年5月26日 19時) (レス) id: 5869eddd49 (このIDを非表示/違反報告)
緑 - 狼牙こはくさん» 見た事ある作品名というのは多分私の他作品ですかね…?他の人の創作やキャラを使ってる訳ではないんですけど、別にそういう意味ではなかったですかね?すみません、 (2020年5月26日 19時) (レス) id: 8fad606fce (このIDを非表示/違反報告)
狼牙こはく(プロフ) - なんか見たことのある作品名があるのですが。 (2020年5月26日 17時) (レス) id: 5869eddd49 (このIDを非表示/違反報告)
狼牙こはく(プロフ) - こちらってどういう作品なのでしょう? (2020年5月26日 17時) (レス) id: 5869eddd49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夜 緑 | 作成日時:2018年12月20日 16時