年下彼氏、いかがですか？【Kento.N】

◯21.Kento side ページ21

「お前、浮気してんの？」


って風磨の言葉に凍りつく俺と勝利。



「は？どうしたの風磨。笑」


不安げにこちらを見つめる勝利に微笑んでから、風磨の対話する体制をつくる。

何か勘付いてんだろうな。


「いや、そのまんまの意味だけど。」


「わっかんねえ………気になる人は……いる…かも」



俺がそう言った瞬間、
安堵したように風磨がふはっと笑った。


「やっぱな･･･」


「え？俺なんか変だった…？」


「変もなにも！色々変わりすぎだろ！」


「ははっ…やっちゃったよ……」


「で？」


「喋ってるとすごい楽しいし、心臓壊れそうになるし、一緒にいたい･･･。」


「…それ、惚れてんじゃねえの？」


「でも、俺にはミリアがいるし･･･認めたくない･･･」


「･･･お前がそう考えるのも分かるけど。でもこのままだと後悔するぞ？今のままじゃ、彼女にもその人にも失礼すぎる･･･」


「風磨･･･」


「お前の気持ちを1番に考えてやればいーんだよバカ」


「ふうまああ･･･」


「はい触んないでー。わかったんならちゃんと行動しろよ？これ以上巻き込まれたらもう知らねーからな。」


「ごめん･･･。そう言えば、風磨の好きな子って」


「ばっ･･･！！いねーし！」


勝利がつけたテレビに写るアイドルを見て声を荒げる風磨。へー。いつのまに(笑)


「勝利はアノコ、とどうなってんだよ？」


「…‼」


風磨にからかわれた勝利も･･･お盛んですね･･･


俺たち、恋してんのかあ。
そう思ったら、何だかきゅんときた。

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