アルカ ページ22
【トウシンソウ】
「はい、わかりました。
アルカ様の面倒を見ればいいんですね?」
「ああ。
どんなお願いでも聞け。それがお前に死を匂わせることでもな。」
「わかりましたよ。」
「アルカ様?今日からアルカ様の身の回りのお世話を担当させていただきます。
A=クルツェニと申します。」
「新しい執事?
私アルカ!!ねえ、お兄ちゃんは来てくれないの?」
お兄ちゃん…それはどっちだ?
イルミ様?ミルキ様?それとも…キルア様?
「キルア様ですか?」
「うん!お兄ちゃんに会いたい!
お兄ちゃんに会わせてよ!!」
それが、たとえ、どんな重罪でも…。
私はゾルディック家に従順でいなきゃいけない。
「いいですよ、ついてきてくださいね、はぐれないように。」
「A、手繋ごう」
「はい、いいですよ。」
「A、お兄ちゃんまだ?」
「大丈夫ですよ、キルア様は今、遠いところにいらっしゃいます。
いいですか?私とひとつだけ約束してください。」
「何を?」
「何があっても、私から離れないと。」
「うん!わかった!」
キルア様…待っていてください。
あなたの使命は重々承知です。
尻拭いは私がするので、あなたはゴン様をお助けになられてください。
「まだ?」
「もう少しですよ、ほら見えてきました。」
「あ!お兄ちゃん!!!!」
さて、
殺されに行きますか…。
(ーーー従順)
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2018年10月2日 0時