花言葉と、キミに (ページ15)

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キルアページ15

【アンチューサ】

酷い出血…体から抜けるようになくなっていく体温。

「私、死ぬんだ。」

「は？！おい！！何言って…！！」

キルアの目から落ちる雫。
それ、私のせいなのかな・・。

「ね、キルア…。
覚えて、る？」

「なぁ！もういいから！！！喋んな！！！アルカに！」

「ゴンと3人で…念を覚えて…怪我して、笑って…ﾊｧﾊｧ」
「死にそうになって…、あのゲーム、クリアしたね…」

朦朧とする意識。
落ちる視力、力の入らない手足。

どくどくと流れ出る私の血は…赤黒い。

「キルア…告白、してくれたね。
好きだよ、大好きだよ。」

もう、喋れないかも。

「なん、で、そんなこと…！」
「待ってろ！今治す…」

「無駄だ、よ。
ﾊｧﾊｧ自分の終わりくらい、わか…る」

「なぁ、何言ってんだよ、おい！オレは…！」

「キルアァ、約束、守れなくてごめん、ね」

「でも、あなたと過ごした時間は、私の、ﾊｧ
大切な、思い出…好き、ありがとu」

「A！！！！！！」

オレの手から滑り落ちていくように…まるで寝ているかのように…なぁ、なんで…。

「クソっ！！！！！」

オレ、お前なしじゃ…どうすればいいんだよ

(ーーー大切な思い出)