弟よ、怖がるなかれ

ジンのこと ページ42

50時間、特に何かをすることもない


「ねぇ！A！」

「ん？」

暇を潰すことと言ったら談笑くらいだろうか。

「ジンのことについて聞きたいんだ

やっぱり、オレ気になっちゃって…」


うん、だよね
年齢にして小学生か中学生くらいの年だもんね

「何が聞きたいのかな？」


答えられる範囲で答えるよ。
ゴン、あなたのためだから。


「えーっと....Aって弟(オレ)がいるって知らなかったんだよね」

「うん」

「オレが産まれてミトさんに預けられるまでの間って

なにしてたの？」


何してた、か....。


「私のもう一人の師匠に育てられていたんだ

ちょうど8つのときかな？」


師匠は今頃何してるんだろう？

「師匠？！」


目キラキラ輝かせてかわいいなゴン。
そうだよね、聞き慣れない言葉に厨二心ってくすぐられるよね

「うん。
まぁそれで3年間くらい修行してジンの元でも修行して

そうだ、お前には弟がいるんだ
会いに行けって言われて会いに来た」


「そ、そうなんだ(汗)」

「まぁね、あと他に聞きたいことは？」


「ジンってどんな人なの？」


どんな人ってーー....


「自由な人だよ

だけど仕事はサボりっぱなしだし だらしないし」




「けどね、私の知る限り彼が1番のハンターだよ
怖いぐらいに彼のハントは完璧なんだ」


「！！
そーなの？！」

「オレもそれに、近づけるかなぁ？」


「ゴンなら大丈夫。
お姉ちゃんが保証するよ」

「へへ、ありがとう！」

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