弟よ、怖がるなかれ

ゴン ページ38

「じゃあ、次はオレが行くね！」


と、ゴン。
我が弟ながら 本当に可愛い。
執拗いかもしれないが、この可愛さは異常だよ


私とは違いジンに酷似だが、私と似ていない訳では無い


その黒髪！！！
お揃いで良かったよ！









なるほどねー、勝負はロウソクを使うのね
どちらかのロウソクが先に消えてしまったらその人の負け

案外単純だけど 多分仕掛けてるよね



ゴン、頑張れ！！


「さぁ、どっちを選ぶ？」


「ゴン！お前が選べ！！」


きっとゴンのことだから何か策がある筈だと続けるレオリオさん

いや、あの子多分私やジンと同じで単純な子だから
これと言って策はないとおもうよ


「じゃあ長い方！！」

「お、おまえまさか」

「？
だって長ければ火が消えるまでの時間が長くなるでしょ？」

「あ、ああ」


ほらね？単純でしょ？


火をつけたのはいいものの
ある程度の長さを過ぎれば勢いを増すゴンが持っているロウソク


「なっ？！」

「ははーん 火の勢いが強いってことはちょっとやそっとの風じゃ消えないってことだね！」



ダンっ！！と地面を蹴り上げ囚人の元へ行き火を消すゴン


スゴいバネだね。
これならお姉ちゃん安心できるかもしれない



「次は…オレだ！！」

出てきたのは青い肉体の厳つい男

けど弱いなありゃ。

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