弟よ、怖がるなかれ

『纏』 ページ35

「取り敢えずー、この腕輪をはめればいいわけねぇ
よし ってうわぁああああ！！！
これ取れないじゃないか！！！」


しまった ほんとに。
私の悪い癖だよ 何も確認しないで、後先考えずに行動してしまうこと・・・。



スタッ


(！！！！ 誰か降りてきた？！)


「短い別れだったな」

「全く」


「ゴンたち？！」

「あ、A！！」



よかったァ これで変なやつだったらどうしようかと・・・。

これで安心して『纏』ができるや。

「それにしても、あと1人ね…ま、気楽に待とうよ」

「おう」
「ああ」
「そうだな」
「うん！」


短い返事を貰い、待つこと2時間

最初はレオリオさんがどーたらこーたら騒いでいたが飽きたのか静かになった

それにしても、44番とあと301番の男性 どれほど敏感なのか分からないけど
感知はしてるんだろうなｧ

まさかその正体がこんな弱そうな女子だとは誰も思わないだろう。


ドスンっ！！

「「「「「！！！」」」」」


「お前は？！」


確か名前はトンパ

なんだっけ？ああ毒入りジュースの人かぁ。


「とにかく みんな腕輪はめた？
なら多数決 次の道へ進むかどうか マルバツで！！」


レオリオさんとトンパさんが喧嘩し始め埒があかないと踏んだ私はとりあえず仕切ることに。


結果は…


[○5-×1 次の道へ]


なるほどねー、あくまでもってわけか…

元気→←多数決の道

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す