第24話【ビビデバビデブー】 ページ25
*
Aはクロロに呼ばれ、そちらに行く。
なんだろう。彼女は自身に何を言うのかとても気になった。もう外出してはダメなのだろうか。あんなことがあったんだ。そう言われるに決まってる。
「A」
『な、なにかしら』
せっかく許可してもらった外出。それが1日で無くなるなんて。彼女は昨日の自身を恨んだ。自業自得だ、仕方ない。
「お前が何者かわかった」
『……え?』
思いもよらない話だった。
自分が何者かわかった。それはとても嬉しいことだ。しかし、同時に自分を知るのが怖かった。
「……お前は魔族と言われる者だ。この前教えたオーラがないのも、全てはこの種族だったから」
『……なるほど』
「代わりにお前は魔法が使えるらしい。これについて何か覚えてることはないか?」
クロロの問いに彼女は脳を働かせる。しかし、いくら考えてもそういった記憶はない。彼女はNOと答えると、仕方ないとクロロに頭を撫でられた。
『魔法って、すごいの?』
「さあな。俺らには分からない。けどまぁ、強いとは思う」
魔族にとって魔法は念。鍛えようによっては強いだろう。
クロロは彼女に杖を渡す。おそらくそれは魔族にとって大事なもののはずだ。彼女には常に持っておくようにと命じた。
『……』
「そんなに気になるか?魔法が」
『当たり前よ!この力があれば』
皆の役に立てる。
今まで彼らに尽くされてばかりだった。迷惑しかかけていない。それは彼女にも自覚はあったのだ。
「……使ってみたらどうだ?今ここで」
『うん!』
Aは杖を構える。とりあえず何の魔法を使おうか。そうだ、空を飛ぼう。
彼女は空を飛ぶと念じる。しかし何も起きない。
『……あれ』
「何の魔法を使おうとした?」
『空を飛ぶって魔法よ!魔法使いといえばこれなんだけど』
それから何度念じても何も起こらなかった。
本当に自分は魔族で魔法を使えるのだろうか。
「……何か、条件があるのかもしれない」
『条件……?』
「そうだ。それが何かは分からないが」
また調べておこう。
その言葉を聞いて彼女はクロロの部屋を出た。
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永遠の18@みやちゃん(プロフ) - きぃさん» ありがとうございます!主人公ちゃんもミカちゃんも私好みのキャラにしているので大好きと言われると嬉しいです(笑)これからも頑張らせてもらいます! (2019年4月20日 21時) (レス) id: e44bb0483d (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 主人公ちゃんもミカちゃんもかわいくて大好きです!更新頑張ってください!! (2019年4月19日 19時) (レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
ワサビ餅(プロフ) - 永遠の18@みやちゃんさん» 返信は遅くっても全然大丈夫です!!(笑) (2019年4月12日 19時) (レス) id: 0bb12ee9d2 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の18@みやちゃん(プロフ) - ワサビ餅さん» お返事遅くなり申し訳ない!私もミカちゃん好きで当初はただのモブキャラ予定でしたが……続きはCMの後!(笑)お互い頑張りましょねー! (2019年4月12日 18時) (レス) id: e44bb0483d (このIDを非表示/違反報告)
ワサビ餅(プロフ) - 登録人数すごいですね!!ミカちゃんが個人的には好きです!お互い頑張りm(殴←(何様やって感じですよね。(笑) (2019年4月2日 10時) (レス) id: 0bb12ee9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:永遠の18@みやちゃん | 作成日時:2019年3月8日 1時