第2話【気まぐれ以外ありえない】 ページ3
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『Aよ!』
「どうやってここにきた?」
『さっきの人も聞いてたけど、分からないわ!歩いていたらここにきた、それだけよ!』
どうしてこの少女……Aは分からないんだ?
どうしてAは歩く?
「……お前は何も知らずにここにきたんだな」
それは不運と言うべきか。運命と言うべきか。
後者ならば面白い。前者ならこの気まぐれに乗じて知人に渡せば良い。
クロロはAを幻影旅団で保護する……いや、違うか。盗むことにした。
「今日からお前はここに住め」
「ちょ、本気か!?」
団員たちはクロロの決断に驚いた。けど、どこか察していた者も居た。
ここはこんな子がいて良いところじゃない。それくらい彼も分かっているはずだ。
「興味が出た。それだけだ。こいつの世話は1番に発見したフェイタンに任せる」
「は?何言てるか!ワタシ面倒見れないね」
「お前も気になっているんだろう?じゃなきゃここに連れてこない」
「……」
フェイタンは何も言えなくなった。
それはつまり、世話係を受け入れたということだ。
解散となった団員たち。
クロロは部屋を出る。
「えーと……アタシはマチ。分かる?」
「私はパクノダよ。パクで良いわ」
『マチとパク!覚えたわ!』
こっちがマチで、こっちがパク。
Aは杖を向け言う。それはしっかり合っており、2人は褒めた。
「ほら、フェイも挨拶」
「……嫌々お前の世話係になたフェイタンね」
『初めて会った人!』
「とりあえずはこのくらいにしとくか」
彼女は目を覆っている。つまり見えない。そんな彼女が一気に大勢記憶するのは大変だろうとマチは考えた。パクノダも賛成。
「とりあえず、お風呂に行きましょう」
彼女は少々汚れていた。服も髪も。
パクノダとマチはフェイタンにここで待っているようにだけ伝え、風呂場へと向かった。
「お前に世話なんてできんのか?」
「……できるわけないね。いつか殺してしまうよ。団長は何を考えているか」
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永遠の18@みやちゃん(プロフ) - きぃさん» ありがとうございます!主人公ちゃんもミカちゃんも私好みのキャラにしているので大好きと言われると嬉しいです(笑)これからも頑張らせてもらいます! (2019年4月20日 21時) (レス) id: e44bb0483d (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 主人公ちゃんもミカちゃんもかわいくて大好きです!更新頑張ってください!! (2019年4月19日 19時) (レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
ワサビ餅(プロフ) - 永遠の18@みやちゃんさん» 返信は遅くっても全然大丈夫です!!(笑) (2019年4月12日 19時) (レス) id: 0bb12ee9d2 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の18@みやちゃん(プロフ) - ワサビ餅さん» お返事遅くなり申し訳ない!私もミカちゃん好きで当初はただのモブキャラ予定でしたが……続きはCMの後!(笑)お互い頑張りましょねー! (2019年4月12日 18時) (レス) id: e44bb0483d (このIDを非表示/違反報告)
ワサビ餅(プロフ) - 登録人数すごいですね!!ミカちゃんが個人的には好きです!お互い頑張りm(殴←(何様やって感じですよね。(笑) (2019年4月2日 10時) (レス) id: 0bb12ee9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:永遠の18@みやちゃん | 作成日時:2019年3月8日 1時